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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第234話
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「クク、威勢のいい事だ。それにしてもレーヴェやヨシュアはともかく、まさか君達まで”そちら側”につくとは思わなかったよ、”死線”に”蒼の深淵”。」
「うふふ、”盟主”やメンフィルに所属を変えた御二方を除いた”蛇の使徒”全員がお亡くなりになった事で”結社”は事実上崩壊――――つまり”倒産”した事によって”結社”に勤めていたわたくし達は失業してしまったのですから、新たな職に就く事は人として当然のことかと思われますが?」
「シャロン、貴女ね……」
「”執行者”とラインフォルトグループ会長の秘書の2足のわらじをはいていた癖によくそんなことが言えるわね……」
「フッ、”化物”揃いの”執行者”であった自分を”人”と言い切るとはな。」
「それ、レーヴェ自身の事も指している事、わかっているの?」
「ハハ……」
ワイスマンの問いかけに微笑みながら答えたシャロンの答えに仲間達と共に冷や汗をかいて脱力したアリサとサラ教官はジト目でシャロンを見つめて指摘し、静かな笑みを浮かべて呟いたレーヴェにエステルはジト目で指摘し、ヨシュアは苦笑していた。
「まあ、”死線”もそうだけど私にも色々と思う所があってリィン君達と共に行く事にしたのだけど……今ここで貴方達を見た時に改めてリィン君達と共に行く事を決めてよかったと思ったわ。」
「姉さん……」
クロチルダの答えを聞いたエマは微笑み
「ハッ、まさかヴィータの口からそんな言葉が出てくるとはな。改めて思ったがヴィータをも落としたリィンの女運は一種の才能なんじゃねぇのか?」
「……それに関してはアタシも同じ意見ね。」
「す、すみません、お兄様。全く反論が思いつきませんわ……」
「うふふ、実際リィンさんが築いたハーレムによって”奇蹟”のような出来事が何度もありましたものね♪」
「エレボニアを救った事とクロウとクロチルダさんを救った事ね。」
「フフッ、テロリストや裏組織の最高幹部をもハーレムの一員にしたリィン君の女運は間違いなく双界一だね♪」
「ア、アンちゃん!」
「ハ、ハハ……褒められているんだか、貶されているんだか……」
クロウの言葉にセリーヌは同意している中多くの仲間達は冷や汗をかいて呆れ、セレーネは申し訳なさそうな表情でリィンに謝罪し、アルフィンとゲルドはそれぞれ微笑み、口元に笑みを浮かべているアンゼリカの言葉を聞いたトワは声をあげ、リィンは疲れた表情で乾いた声で笑っていた。
「クク、なるほど……色恋に走って寝返るとは所詮君も感情や誘惑に囚われた愚かな人間か。君のその答えを聞いて君のような愚か者が敵である事に改めてよかったと思ったよ。」
「あら、奇遇ね。私も前から貴方が私達”結社”の敵だったらよかったのにと思って
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