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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
外伝〜心強き援軍の到着〜
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というか正直な所、私自身はオリヴァルト殿下には私の助言が不要となるくらいに早く成長してもらって、私は妻と共にさっさと隠居生活に戻りたいと言うのが本音なのです。」

「ハッハッハッ!奇遇ですな。私も正直な所軍の事は部下達に後を任せて、以前のように気楽な遊撃士家業に戻って妻達と共に隠居生活を送りたいと思っているのですよ。」

ルイーズの説明を補足した後苦笑しながら答えたパントの話を聞いたカシウスは大声で笑った後笑顔で答えた。

「フフッ、大陸全土でも数人に満たないS級遊撃士に戻る事をも”隠居生活”と言い切るとはさすがはカシウス准将です。―――ですがその前にエイドス様が仰ったようにそれぞれの未来の為にも、この決戦を共に生きて乗り越えねばなりませんね。」

「そうですな。」

そしてパントの言葉に頷き、気を取り直したカシウスはパントと共に新たな作戦を練り始めた。一方その頃、メンフィル帝国が保有する戦艦によって移送された異世界からの援軍が到着し、戦場に姿を現した。



〜ジュライ特区〜



「我らの世界に……我が祖国に危害を加える事を企む愚か者やその愚か者に従う者達よ!我が名は、レウィニア神権国不死騎兵隊(アナート・ヴァイ)団長レクシュミ・パラベルム!この名を冥府への土産とするがいい!」

戦場に姿を現した白を基調とした甲冑を身に纏い、”レウィニア神権国”の国旗を掲げた軍の先頭にいる外套が付いた真紅の甲冑を身に纏った女騎士―――――土地神である”水の巫女”を絶対君主とするアヴァタール地方随一の大国レウィニア神権国に存在する11軍の一つ―――”不死騎兵隊(アナート・ヴァイ)”を率いる団長にして”水の巫女”の”神格者”でもある”レウィニアの赤き盾”レクシュミ・パラベルムは戦場に存在する敵軍を睨んで名乗り上げ

「自分達の世界だけに飽き足らず、我らの世界の破壊を企む愚か者達よ!我は”風の女神”リィ・バルナシアにお仕えする”能天使”モナルカ!我々が我が主に代わり、貴方達に裁きを与える事を光栄に思いながら滅されなさい!」

同じように別の場所から姿を現した”風の女神リィ・バルナシア”を崇める”風の女神教”が保有する神殿騎士団や風の女神リィ・バルナシア”に仕える天使達を率いるモナルカもまた戦場に存在する敵軍を睨んで名乗り上げた。

「総員、戦闘開始!巫女様の名の元に敵軍を殲滅せよ!!」

「総員、戦闘開始!我らが主リィ・バルナシア様に代わり、敵軍を滅せよ!!」

「オォォォオオォォォォォォオオオォォッッッ!!!!」

そしてそれぞれの得物を空へと掲げたレクシュミとモナルカの大号令に応じるかのように、それぞれの武器を空へと掲げて辺りを轟かせる勇ましい雄たけびを上げた異世界ディル=リフィーナからの援軍は戦闘を開始した
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