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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
外伝〜交戦〜
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同日、12:00―――
〜ジュライ特区内〜
「パント卿、機工軍団、戦闘配置完了しました。」
自身が率いる兵達の配置の完了を確認したシェラはリウイ達の代わりにメンフィル軍の総司令官を務めている人物――――パント・リグレに視線を向けた。
「了解した。作戦通りまずは敵軍の中衛を一掃してくれ。」
「了解しました。―――全軍に通達、第一戦闘準備。繰り返す――」
パントの指示に頷いたシェラの指令により、機工軍団の兵士達やシェラ、魔導兵器達はそれぞれ唸りにも似た騒動音を徐々に高め
「攻撃準備完了。」
「―――砲撃開始!」
「……攻撃開始。」
シェラ率いる機工軍団が放った砲撃は戦場全体を轟かす大爆音と共に、業火と爆発が一瞬でジュライ特区内を陣取っている多くの魔物達や魔煌兵達が塵と化した。更に砲撃された場所は敵軍の中衛に位置していた為、前衛と後衛の敵軍は混乱した。
「――突撃開始!敵軍を蹂躙せよっ!!」
「オオォォォォォォ―――――ッ!!」
それを見たルースはメンフィル軍に号令をかけて戦闘を開始した。
「あ、あれが”破壊の女神”率いるメンフィル帝国軍の機工軍団の”力”………!」
「一瞬であれ程の数を葬るなんて何て連中だ……!」
「み、味方で本当によかった……」
「あんな連中を敵に回した貴族連合はつくづく馬鹿な事をしたよな……」
「……………」
シェラ達の砲撃の威力に部下達が畏怖を感じている中、”百日戦役”でシェラ率いる機工軍団によって多くの部下達を失った過去を思い出したゼクス中将は目を伏せて黙り込んだが
「――――第三機甲師団、突撃開始!我が国の領土を荒らす愚か者達を一匹残らず討ち取るぞ!!」
「イエス・コマンダー!!」
すぐに気を取り直し、部下達に指示をして戦闘を開始した。
「―――エレボニアの誇り高き正規軍の兵士達よ!次は我らが各国に正規軍魂を見せつける番だ!行くぞ、ナイトハルト!」
「承知――――!」
それぞれアハツェンに乗ったクレイグ中将とナイトハルト少佐も部下達に指示を指して戦闘を始め
「我ら領邦軍も続くぞ!今こそユーゲント陛下達に……エレボニアに我らの罪を償う時だ!」
「そなた達にも”空の女神”の加護がある―――”空の女神”が仰った通り、決して一人も死なずにこの戦いを乗り越えよ!」
「おおっ!!」
ヘクトルに乗り込んだログナー侯爵やアルゼイド子爵も領邦軍に号令をかけた後戦闘を開始した。
「やれやれ……なんで裏方専門の俺達までこんな事をしなくちゃならないんだか……ったく、それもこれも全部、とっととあの世に逝ってりゃいいのに、しぶとくこの世に残ってこんな往生際
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