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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
外伝〜空の女神の大号令〜
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最後の戦いである決戦前には国王や司令官が決戦に挑む者達に対する激励の言葉をかけるのが通例だろう?それをこの同盟軍の”盟主”である貴女にやって、決戦に挑む者達の戦意を高めて欲しいのさ。」

不思議そうな表情で首を傾げているエイドスにセルナート総長は口元に笑みを浮かべて答えた。



「まあ……フフ、確かに”女神”であるエイドス様が激励の言葉をかければ、戦意が高まる事間違いなしね。」

セルナート総長の説明を聞いて目を丸くしてルフィナは微笑んだが

「めんどうですね……”女神”でしたら私の他にもいるじゃないですか。特に元女王のフェミリンスさんでしたら、そう言う事も得意なんじゃないですか?」

「エ、エイドス様!」

「ハッハッハッ!まさかお前がこうも容易く翻弄されるとはな。さすがの”千の腕”と言えど、自身が崇める”空の女神”の対処は厳しいようだな?」

ジト目になって呟いたエイドスの答えを聞くと慌てた表情で声をあげ、セルナート総長は大声で笑った後口元に笑みを浮かべてルフィナを見つめた。

「アインも呑気に笑っていないで説得を手伝ってよ!貴女は”星杯騎士団”の”総長”でしょう!?」

「クスクス……ちゃんと私がする必要はわかっていますし、実は私もそれをすることを考えていましたから、そんなに必死にならないで下さい。」

疲れた表情でセルナート総長を睨んで声を上げたルフィナの様子を微笑みながら見守っていたエイドスは答えた。その後各国の軍や精鋭部隊が整列し、その正面にある丘の上に各国の軍や精鋭部隊を率いる者達に見守られながらエイドスが拡声器を耳につけて使って話し始めた。



同日、11:05――――



〜西ゼムリア同盟軍・本陣〜



「――――この戦いの為に集まって下さった双界の勇敢なる戦士の皆さん!あなたがたの心強い参戦に心から感謝しています。この戦いが終われば、新たなる時代が待っています。……ですが、その前に私達は倒さねばならない敵がいます。



その為にも私が皆さんに言っておきたい事はこれだけです。―――誰も死なないで下さい!



故郷を守る為に参加した方々……家族を守るために参加した方々……他にも様々な理由があり、それぞれの未来の為に皆さんはこの戦いに参加しています。それぞれの未来を掴む為に、絶対に生き延びて下さい!



―――勇敢なる双界の戦士達に勝利の加護を!!」

話の最後にエイドスは異空間から自身の得物である”空の神槍ウル”を取り出して空へと掲げて戦場となるジュライ特区まで聞こえる大号令をかけ

「オォォォオオォォォォォォオオオォォッッッ!!!!」

エイドスの大号令に応じるように、各国の軍や精鋭部隊全員はそれぞれの武器を空へと掲げてエイ
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