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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第514話】
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? う、うん、良いよ。 でも、ヒルトから誘ってくれるって珍しいよね?」
「ま、まあ、その……だな」
言葉を濁す俺に、首を傾げていたシャルだが、俺の態度がいつもと違うのに気付いたのか、近付いて小声で訊いてきた。
「も、もしかして……その……。 ……ぼ、僕と……したい、の……?」
「……あ、あぁ。 ……シャルが……ほしい……」
そう告げると、シャルは真っ赤になった。
俺も正直、心臓がバクバクと鼓動していた。
「ぅ、ぅん……。 いぃ、よ……? ……優しく、して、ね……?」
そう言うと両手を顔で覆う、恥ずかしさが勝ったようだ――大胆な所はあるけど、やっぱりこうして恥じらう彼女も可愛いと思う。
「ひ、ヒルト……か、帰ろ……?」
「ぅ、うん」
「……ん……七時ぐらいに、部屋に行くから、ね……?」
「あ、あぁ……待ってる」
恥じらいのある笑顔を見せたシャル――遊覧船乗り場から、そのまま俺達は駅へと向かい、学園へと戻る。
この後のシャルとの有意義な一時を心待にしながら――。
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