機動戦艦ナデシコ
1346話
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がシャドウよりも多くの重量軽減効果を発揮しているの。……まぁ、実際にはシャドウを始めとした機体が内部に組み込まれる事になるんだから、その分の重量は増すんだけど」
そう考えると、やっぱり準特機クラスの機体だけはあるよな。
そんな風に妙な場所に感心していると、レモンが溜息を漏らす。
「そういう訳で、ニヴルヘイムであればその大きさからかなりの数を乗せる事が出来るけど、シロガネだとどうしても搭載数が問題になってくるわ。もしファブニールを主力として使っていくつもりなら、シロガネ以外にも運用艦が必要になるでしょうね」
「……ヤンマとか、か」
「そうね。カトンボでもいいけど、どうしても簡易的な戦艦である以上はヤンマの方がいいわね。ヤンマの方が純粋に性能は高いし、そもそも艦が大きい分搭載数も増えるしね」
こうなると、ますますナデシコ世界で木星への強行偵察辺りが重要になってくるな。
連合軍や連合政府辺りは何故かそうして欲しくないようだが、ファブニールの件を考えると、そうも言っていられない。
「後は……そうね、一応さっきも言ったと思うんだけど、量産型のシステムXNでその世界間での転移は可能なんだから、ゲートを使ってその世界に転移して、自力でシステムXNを使って戦場に向かうという手段はあるわね。……ただ、そうなるとどうしても運用がスムーズに出来ないし、何より補給や整備をする為にわざわざゲートまで戻ってきて、それからホワイトスターに戻ってきて……となるのを考えると、最後の手段でしょうね」
「補給の方はS-11ミサイルくらいだろうけど、整備はしない訳にもいかないしな」
レモンの言葉に同意の意味を込めて溜息を吐き、なるべく早く木星に向かうことを決意するのだった。
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