第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
アギト 〜地上での溺死〜
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してきたアンノウンと戦ってたんです」
「アリみたいな奴らだったな」
「アンノウン・・・・待ってくれ!!だったらここには・・・・」
「ごめーとー。つまりはそゆこと」
声がした。
四人は瞬間的に背を向けあって全方位を警戒する。
だが、床に湧水のように泥がじわじわと滲み出て、そこからアリ型のアンノウン、アントロードが出現して彼等を囲んで迫りくる。
「「変身!!!!!」」
津上と葦原がアギトとギルスに変身。
その光が目くらましになったのか、床から湧き出てきたアントロードの動きが鈍った。
「いまだ!!」
その隙に蒔風が包囲網を突破。
壁を蹴り貫き、制御室を抜けて広い通路へと飛び出した。
それぞれが交戦しながら声を飛ばす
「やられた!!!!」
「これは・・・・このアンノウンは倒したはず!!」
「「奴」がこの地の記憶から作り出したレプリカだ!!!性能はオリジナルと同等かそれ以上です!!」
「記憶を使うのは封じたんじゃないのか!!!」
「G4に関しては!!何かおかしいと思ったんだ。処理するときにもG4以外の記憶があったしな!!」
「なんでそれほっといたんですか!!」
「オレが手を出せたのは事前にG4のこと知ってたからだ!!知らないことには手を出せん!!「奴」は間違いなく天才だよ。こうやって記憶を読み取って使いこなすことに関しては超一流だ!!」
「お褒めの言葉ありがとうございま〜〜す」
そこに声が響く
壁を崩し続け、たまにはすでに崩れた壁を通過し、大きな建物の中に辿りついた。
そこは半分外になっている構造で、簡単に言うと搬入口だ。
巨大なトレーラーも通れるような入口のおかげで、結果的に半分外になっているのだ。
現に、その巨大なトレーラーもここにはあるが、転がった状態であって到底使えそうにない。
そしてそこで、四人はアントロードに囲まれてしまう。
もう一度強行突破してもいいが、「奴」はこの状況をどこかで見ている。これ以上下手なことはできない。
と、四人が動かずに周囲を経過しいていると、痺れを切らしたのか「奴」が姿を現す。
宙に浮き、足を組んで座っている姿勢でだ。
「オレさんがG4使うと思ったっしょ?違う違う。この大軍こそが欲しかったのよ!!」
アントロードは蟻の、しかも軍隊アリのアンノウンだ。
雑兵の歩兵クラスが数百、行動隊長クラスの赤い個体が数十、そしてそれらを取り仕切るかのように輪の外に女王アリのクィーンアントロードがいた。
その動きはまさに一つの獲物に群がる蟻そのものであり、ただでさえ厄介な上に数で攻めてくるからたち
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