第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
バカとテストと召喚獣 〜バカと想いとそのつながり〜
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Bクラスとの試召戦争が始まり、Fクラスでは明久たちが集まっていた。
これからどうするのか、作戦は決めるのかなどの会議なのだが
「蒔風はどうしたの?」
明久が不安そうに聞く。
しかしそれに答えられるものはない。
「わからん。だが連絡が無い場合は試召戦争を始めておけと言っていたからな」
「しかしわしらだけで大丈夫かのう」
「蒔風の召喚獣がついているから大丈夫だろう」
「今は人がいなくなるなんて、ないですよね・・・・」
「だからいまムッツリーニに情報収集と一緒に麒麟から話を聞いてもらっているんだ」
「・・・・戻った」
「どうだったの?ムッツリーニ」
「麒麟が言うには昨日から連絡がつかないらしい。あと、Bクラスだけど、さっき動き出すようなことを言っていたから・・・・」
「そうか・・・・第一中隊は廊下で展開しろ!Bクラスを食い止めるんだ!」
雄二の号令に皆が動き出す。
そして複数名が残った教室で、明久たちが話を続ける。
「蒔風・・・なにかあったのかな・・・・・」
「とりあえず今は試召戦争だ。これで負けたらみかん箱だぞ」
皆で蒔風を心配しながら、出て行ったFクラスメンバーを見送り、一旦腰を落ち着かせる。
そして明久が席に座る。
その瞬間、廊下から轟音がした。
バァアンッッ!!
それは廊下を衝撃が走った音であり、さらに言うならば教室側からでも、その壁が歪曲して見えるほどのものだった。
「・・・・・は?」
「なにが起きた!?」
「ほっ、報、告・・・・廊下に展開していた部隊が全・・・・滅・・・・・」
「なん・・・・だと・・・・!?」
雄二たちが廊下を覗く。
多くの人が倒れている中をBクラスの人間を率いて根本が歩いてくる。
倒れている人の中には巻き添えを喰らったBクラスのメンバーもいただけで無く教師すらも含まれていた
しかし、根本はギラギラした笑みを浮かべ歩いてくる。
後ろのBクラスメンバーは仲間も倒れているというのに見向きもせずフラフラと根本のあとをついて行く。
「なんだよ・・・これ・・・」
「試召戦争で本人が傷つくことなどありえんはずじゃ!」
「しかもBクラスの仲間まで・・・・」
「ヒドイです・・・」
「根本・・・・テメェ、なにをした!」
「ふふ・・・・いけ」
『・・・・・《試験召喚(サモン)》』
Bクラスの、虚ろな言葉。
その宣言と共に、地面の幾何学模様の魔法陣から試験召喚獣が出てくきて、生き残ったFクラスメンバーと明久たちにジリジリと迫る。
「教師もいないのにな
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