第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
バカとテストと召喚獣 〜バカと想いとそのつながり〜
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の」
「覚悟はいいか?明久」
「雄二・・・ああ、行こう!」
廊下の騒ぎを聞き付けて、他の生徒や教師が来た。
試召戦争用に作られた校舎だから、騒ぎが浸透するまで時間がかかった見たいだ。
僕たちは蒔風の向かった方に進む。
邪魔はさせないよ。
友達が、待ってるんだ。
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ゴキン!!!
「ぐおおおおおあああああああああああ!!!!」
蒔風が転がる。
頭からは血がダラダラと流れ、背中は真っ赤に染まっている。。
右頬は腫れあがった跡がある。口が切れ、血が出たため腫れは引いたのだろう。
息は荒く、右足は折れているようだ。
「自信満々に言ってくれたようだけど、なんだぁ?このざまは!!」
「うっせんだよ!!いいか、このくらいのハンデがちょうどいいと思ってたんだよ・・・・」
「途切れてきたぞ?言葉もないのか?」
「ガッ・・・・ッア・・・・」
ゴガン!!!
「奴」の蹴りが蒔風を吹き飛ばす。
壁に叩きつけられ、体育館が揺れる。
蒔風の体はズルズルと壁に寄り添って崩れていく。
「終わりだなぁ」
「ッ!!!おおおおおおおおお!!!!」
「なにっ?」
「土惺竜!!!!」
蒔風が構え、土惺竜を放つ。
竜の顎が「奴」をとらえ、体育館の床・・・というよりも、大地に叩きつけていく。
その体が次々とアーチを描いていき、幾度も幾度も叩きつける。
そして一面にその土の体をまき散らしながら、それでいて床を砕き、さらに多くの土を取り込み大きくなる。
「あああああああああああああああ!!!!!!」
最後に天井を突き破り、飛びでて行き、そこから奴ごと落ちてきて捻りつぶす。
その土塊の山の中から、「奴」がフラフラと出てきた。
「ふっふ・・・はぁーーーー、はははは!!なかなかに・・・威力が落ちてるぞ?蒔風ぇ・・・」
そう言って「奴」が笑う。
しかしその笑いは、勢いよく開け放たれたドアの音によって遮られた。
「蒔風!!!」
「おまえら・・・・ノコノコ殺されに来たかぁ!!??」
「・・・あき・・・ひさ・・・・」
「大丈夫!?」
「大丈夫・・・なわけあるかと言いたいが実は大丈夫だぁ!!!・・・ガッ・・・つ〜〜〜〜〜っぁ・・・・」
「無茶するな!!!」
「なんで来たよお前ら?オレに殺されるってのがわかんねぇのか?バカなの?ねえ、死ぬの?」
「確かに僕はバカさ!!でも、何が間違ってて、何をやらなきゃい
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