第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
バカとテストと召喚獣 〜バカと想いとそのつながり〜
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明久たちの召喚獣が、Bクラスの召喚獣とぶつかる。
さらに青龍たちも姿を現し、小獣状態で迎え撃った。
「青龍!?」
「ぬああああああ!!!・・・この姿では・・・全力が出せぬ!!」
「でもでも、舜との連絡がないんじゃどーしよーもないじゃんよー!」
「このまま凌ぐしかないでしょう。幸い、相手の召喚獣は我々ほど強くないようでしょうし」
青龍、白虎、朱雀が叫ぶ。
「どうしても蒔風と連絡は取れないのか!?」
「無理だぞ、雄二殿!!なぜだか知らぬが主との交信が切れてこちらから呼び出せないのだ!!」
「ってかそれは何度も言ったろうが!!!」
雄二の問いかけに玄武と天馬が答える。
そして、美波と秀吉の悲鳴が聞こえた。
「きゃああ!!!」「うわあああ!!」
「美波!!秀吉!!」
どうやらこの空間での召喚獣に反映される点数の教科は自由に決められるようだ。
扱いに慣れている明久、最近かなりの成績を修めている雄二、もともと学年トップクラスの瑞樹は全教科で挑み、保健体育の点数で特殊能力持ちのムッツリーニはそのまま保健体育で挑んでいる。
しかし美波と秀吉の召喚獣は、Bクラスのに押しこまれ倒されてしまった。
点数はまだ残っているが、戦闘で削られて残り一ケタと、もはや死に体である。
天馬と白虎が駆け寄る。
「大丈夫か!?」「ごめん!!守り切れなかったよ・・・」
「ウチらはいいから、アキの方を!!」
「ワシらの方は問題ないのじゃが・・・明久が狙われるとまずいぞ!!」
二人の言うことは確かであった。
雄二、ムッツリーニ、瑞樹には敵が六人ずつ付いているというのに、明久には十五人も付いていた。
先ほど美波と秀吉を攻撃した召喚獣も、用は済んだといわんばかりに明久の攻撃に加わっていた。
玄武、麒麟、朱雀はそれぞれ雄二、ムッツリーニ、瑞樹についており、小獣のせいかそれでも苦戦している。
それなのに明久には二倍以上も敵がいるのだ。
「確かにそうだけどよ!!!」
「このまま二人をほっとけないよ!!」
「ウチらは教室に逃げるから」
「明久のフォローを頼みたいのじゃよ」
「それは・・・あっ、おい!!」
「待って〜〜!!」
そう言って二人は教室に戻っていった。
その体は召喚獣をやられたときにおこった衝撃に巻き込まれて、フラフラだった。
「・・・・天馬」
「なんだ、虎ガキ」
「あいつ・・・許せない」
「虎ガキ。それは許さん」
「天馬!!」
「あいつが一番許せねぇのは俺だ。だから俺がやる。お前は明久のとこいけ」
「ボクがやるんだ!!!
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