第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
バカとテストと召喚獣 〜答えと不信と戦争開始?〜
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蒔風が登校してちゃぶ台に着くと、そこに雄二がやってきた。
「よ」
「おう、オハヨー雄二!」
短く声をかける雄二と、元気にあいさつを返す蒔風。
なにやら質問があるようだ。
「なぁ、いくつか聞いていいか?」
「なんだよい?」
「お前、前の学校ってどこだ?」
なんとまあ、バッサリと本題に入るものである。
その質問にはさすがの蒔風もおどけてしまった。
「おぉっとォ、キツイの聞いてくんね」
「どこなんだ?」
「答える前に、聞かせてくれ。なぜそんな質問を?」
「お前が答えてくれると言うなら言おう」
「別に構わにゃいよ。そこまでして隠すことじゃにーからにぇー」
「なら言おう。学園長が転校書類でお前を怪しんでいてな。聞いて来るように頼まれた」
「なるほどのぅ。わかりまし、た。じゃ、学園長室に行こうか。そっちの方が早い」
「今からか?」
「学園長の用事だろ?大丈夫でしょ」
話すなら、知りたがってる本人に。
踏まえて、それに関係知る人たちにも。
そんなこんなで、蒔風たちは学園長室に向かった。
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「で、素直に話すってのかい?」
「そそ。で、誰彼構わずに話して良いようなもんでもないから、この部屋にしました」
「で、なんで僕が呼ばれたの?」
この部屋には藤堂カヲル、蒔風、雄二の他に、明久、美波、瑞希、秀吉、ムッツリーニの五人までいる。
いつものメンバーである。
「蒔風が連れて来てくれって言ったんだ。他の奴は別について来てもいいと言ったら来たんだろ?」
「さて、役者は揃いましたな。ではお聞かせしましょう。蒔風舜の頑張り物語〜」
そうして蒔風が説明を始めた。
もう話し慣れたものだ。
それも順調に終わると、雄二が口を開く。
「病院いけ」
「そうなるよねぇ」
「流石に信じられるわけなかろう」
「・・・・明久が実は頭いいとか言った方がまだ信じられる」
「信じられないか・・・・・」
「そうだよ!僕みたいななんでもない普通「より遥か下」の人間がって雄二!いらないこと言うなよ!」
「たしかに吉井は普通・・・・な人間だ」
「その空白を埋めて!何も言われないのも響く!」
「だけど最主要人物の条件にはそんなもの関係ない」
「他の世界だとかそんなもの信じられるわけなんざないさね。あんた書類の偽装うんぬんで、下手すりゃ国家権力のお世話になってもらうよ?」
「そりゃあ・・・・お?
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