暁 〜小説投稿サイト〜
世界をめぐる、銀白の翼
第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
バカとテストと召喚獣 〜出会いと名乗りと調査依頼〜
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いんだってことをな」

「え?なんでいきなり貶されたの?僕!!」

「HRで鉄人が言っていただろ。俺はクラス代表として転校生に説明しなきゃならなかったんだ」

「え!?転校生!?」

「オレオレ。ってか本当に聞いてなかったんだな・・・」

「それだから授業も聴けず学園最下位の成績になるんだろうが」

「バカな!!!僕が最下位なんて!!!」

「いい国作ろう?」

「そんなのは政治家の仕事さ!!!」

「以上がこの吉井明久という人間の説明だ」

「よくわかった」

「え!?なに?なにかやっちゃった!?」



「明久、何を騒いでおるのじゃ」

「・・・・明久・・・・どうした」

「授業始まるわよアキ。ん?転校生じゃない」

「明久君、早速友達になったんですか?」




ゾロゾロと人が集まってくる。
この吉井明久という男、バカでも自然と人が集まるようだ。


「おお、なんじゃ転校生の蒔風か。ワシは木下秀吉じゃ。秀吉と呼んでくれ」

「・・・・土屋康太」

「ウチは島田美波よ」

「姫路瑞樹です。よろしくお願いします」

「えっと、島田さん、土屋、姫路さん、秀吉・・・・くん?」

「バカな!?秀吉の性別を見破った!!??」

「違うよ蒔風くん!!!」

「どうした、吉井。あ、あと俺はなんとでも呼んでいいぞ?」

「秀吉は第三の性別「秀吉」なんだ!!!男とか女とかは超越してるんだ!!!」

「おぬしはなにを言ってるのじゃ明久!!??」

「確かに、木下君はずるいです!!!」

「そうよ!!ウチより胸があるじゃない!!!」

「待つのじゃ島田!!それは誤解じゃ!!ワシはれっきとした男じゃ!!なんならここで証明を・・・・」

「だ、ダメだよ秀吉!!みんなが見てるよ!?」

「それがなんじゃ!!ワシは男じゃ!!そんなもの気にしないのじゃ!!!」

「いや違う。ムッツリーニが失血死してしまう」

「(グッ!!!パシャパシャパシャ!!!)ダバダバダバダバ・・・・・・・・ガクッ」

「ムッツリーニーーーー!!!!!」

「ムッツリーニ?」

「ああ、こいつは「寡黙なる性職者」だ。ムッツリーニと呼ばれている」

「本名なんだっけ?」

「つち・・・や・・・・こ・・・う・・・・た・・・・・・」

土屋康太改めムッツリーニが輸血パックで血を補充している。


ふむ。
こんな待遇の割にはなかなかいい雰囲気のクラスである。

というかくつろぎ感すらある。



「・・・明久、蒔風に召喚獣がどんなものか見せてやってくれないか」

「え?なんで僕が?」

「お前ほど召喚獣の扱いに長けたバカはいな
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