外伝〜隷姫の幸せ〜(7章終了)
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きながら静かに呟いた後それぞれ武器を収めた。
「………去りましたか。全く相変わらず甚だしい思わせぶりを………」
「そうね。………それよりいったん拠点に戻って封印石を解放した方がいいみたいね。」
「ええ、そうですね。ルールブック………何を意味しているのでしょうか。」
その後リース達は封印石を解放する為に一端庭園に戻った。
〜隠者の庭園〜
庭園に仲間達と共に戻ったリースは今までのように封印石を石碑にかざし、封印石を光らせた。
「手に入れた時から気になったけど………封印石の色が今までと違うな………」
その様子を見ていたアドルは考え込み
「たしかに光り方が今までとは全然違うわね………」
「誰が出て来るんだろね〜?」
エステルは真剣な表情で呟き、ミントは不思議そうな表情で呟き
「あれ?この感じ……………」
「…………生きて……………ない…………」
リタは首を傾げ、ナベリウスは静かに呟いた。
「……………………………」
一方クローゼは驚いた表情で見つめていた。
「クローゼさん?どうしたんですか?」
「ええ………その光………どこか懐かしい感じがして…………」
「え…………」
自分の疑問に答えたクローゼの言葉を聞いたツーヤが驚いたその時
「ふふ………それは当然でしょうね。」
聞き覚えのある女性の声が聞こえてきた!そして封印石は光を放ち、光からは今まで現れた女性の亡霊が現れた!
「あ………」
「えっ!?」
「この女性は………!?」
「………………………………」
リース、エステル、ヨシュアが驚いている中、女性はリース達の目の前にゆっくりと降りて来た後
「――――やっと直接、言葉を交わす事ができますね。ふふ………いったい何百年ぶりかしら?それに異なる世界が存在し、そして繋がっているなんて。しかも”神”自身が存在し、その方達が私の目の前にいるなんて。」
優しい微笑みを浮かべてリース達を見つめた後、上品に笑った。
「で、殿下………いや………」
「…………まさか…………あなたは……………」
女性をユリアとクローゼは驚きの表情で見つめていた。
「ふふ………初めまして、我が末裔よ。そして初めまして。我が庭園に訪れし客人たちよ。―――私の名前はセレスト。セレスト・D・アウスレーゼといいます。」
こうしてリース達は”隠者の庭園”の主――――セレスト・D・アウスレーゼと邂逅した…………
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