暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(3rd篇)
外伝〜隷姫の幸せ〜(7章終了)
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優しいし………あんなに優しく抱いてもらったのなんて………初めて…………」

セオビットの言葉に頷いたシルフィエッタは小声で呟いた。

「あら?もしかして父様に抱いてもらったの?」

「……………………………」

そしてわずかな驚きを見せたセオビットに尋ねられたシルフィエッタは頬を赤く染め、顔を地面に向けて黙り込み、首を僅かに縦に振った。

「ふふっ♪………そっか………じゃあいつか、私と一緒に父様に奉仕したり、抱いてもらいましょうね?母様♪」

「セ、セオビット!!」

セオビットの言葉を聞いたシルフィエッタは頬を赤くして、セオビットを見た。

(………あれだけ綺麗な人達を自分の周りに囲っておきながらまだ足りないんでしょうか、あの人は。………私は絶対ああいう危険人物を恋人とかにはしたくありませんね。………まあ、そんな人にまず、惚れないでしょうが。)

シルフィエッタ達の会話を聞いていたティオはジト目でリウイを見つめ続けていた。

「お前達はこの近くに転送させられたのか?」

一方リウイは2人の会話やティオの様子には気付かず、エステル達と情報を交換していた。

「うん。ホント、ビックリしたわよ〜。みんなといきなり離れ離れになったんだから。」

「幸いセオビットやエステルの使い魔達も僕達の近くに転送させられましたから、なんとかここまで辿り着けました。」

リウイに尋ねられたエステルは疲れた表情で溜息を吐き、ヨシュアは説明した。

「ブレアードはどうなったのですか?」

「僕達がここに到着した時は誰もいませんでした。」

「やられそうになったから、逃げたんじゃないの?」

一方エクリアは周囲を見回して尋ね、ヨシュアとエステルが答えた。

(フン、全く小賢しい事をする雑魚だの。)

「………次は必ず殺す。」

話を聞いていたハイシェラは鼻を鳴らし、セリカは静かに呟いた。

「………敵には逃げられたけど、これで次の”星層”に進めるな………」

「ええ。ではみなさん。そろそろ行きましょうか――――」

アドルの言葉にリースが頷いたその時、リース達の目の前に封印石が現れた!



「え……………」

「そ、それって………!」

「封印石………!」

封印石に気付いたリースは呆け、エステルとアドルは驚いた。そしてリースは封印石を回収した。

「もしかして今度こそ、レーヴェかしら?」

「………………………いえ。……………ひょっとしたらこれは違うのかもしれません。こうして手に取ってもあまり暖かくありませんから。」

エステルの推測を聞いたリースは真剣な表情で考え込んだ後、静かに呟いた。

「え………それって良くない意味で?」

「いえ、どちら
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