外伝〜青珊瑚の隷姫との邂逅〜
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…両親の事を今はどう思っているか尋ねた時、お前はこう言っていたな。『イグナートはどうでもよくなった……それどころか嫌悪を感じているが、シルフィエッタ―――母様には償いをしたいと。』」
「え………!?」
「………………」
リウイの話を聞いたシルフィエッタは驚きの表情でセオビットを見つめ、セオビットは辛そうな表情で黙っていた。
「丁度いい機会だ。戦いに不慣れなシルフィエッタを守ってやれ。」
「…………はい。行くわよ、………し、シルフィエッタ……様……………」
「…………え、ええ…………(………確かにあの娘だけど………前と違って私を見る目が違うし、わずかにだけど優しさや………そして喜びも感じるわ………今のこの娘ならちゃんと向き合ってゆっくり話せるかもしれないわね………それにしても一体何があったのかしら?あの娘がここまで変わるなんて………)」
リウイの言葉に頷いたセオビットはわずかに怯えが入った表情でシルフィエッタを見つめて言い、シルフィエッタは戸惑いながらセオビットを見つめて頷いた。そしてリース達は先を進み始め、ある地点に来ると妖しげな光陣が3つ現れた!
「………来たか。」
(フム。この気配………”魔神”だな。クク、たえぎってくるだの………!)
それを見たセリカは仲間達と共に武器を構えて静かに呟き、ハイシェラは不敵に笑った。そして妖しげな光陣からそれぞれすざましい気を纏った圧倒的な存在が現れた!
「奴等は………アガチオンとサブナク!それにあの少女の姿をした”魔神”はラテンニール……か?皆、あの時宮殿に現れた”魔神”共か………!」
「ちょっ、”魔神”が3体って反則すぎじゃない!」
敵達を見たリウイは警戒した様子で呟き、リウイの言葉を聞いたエステルは慌てた。
「道を阻むのなら斬るだけだ。エクリア、行くぞ。………来い、リ・クアルー!!」
「承りました!」
「うむ!」
一方セリカは静かに呟いた後自分の使い魔である龍人族の女性―――リ・クアルーを召喚し、剣を構えて魔神の一柱―――アガチオンにエクリアとリ・クアルーと共に向かい
「私達も行きましょう、アドルさん!」
「ああ!」
セリカ達を追うようにリースとアドルも魔神アガチオンに向かい
「エステル。お前達はラテンニールを相手しろ。奴の場合は以前と違い、少しは力が落ちている可能性がある。………それにお前にはカファルーがいる。奴と共なら倒すのも不可能ではないだろう。」
「わかったわ!………カファルー!!ヨシュア、ティオちゃん!行くわよ!」
「グオオオオオオオオオオ――――ッ!!」
「了解!」
「わかりました!……お願いします、ラグタス!!」
「うむ、任せてお
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