外伝〜青珊瑚の隷姫との邂逅〜
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心苦しいですので……………」
真剣な表情で自分を見つめ、覇気を纏って言ったリウイをシルフィエッタは戸惑った表情で見つめた後、リースに視線を変えて静かに呟いた。
「………ご協力ありがとうございます。同じエルフのセラウィさんの戦い方から推測すると貴女も弓や魔術を?」
「いえ、私は弓はできません。その代り精霊魔術は他のエルフの方達よりある程度強力なのは使えます。………ですので、皆さんの御力にはなれると思いますので、いつでも連れて行って下さい。」
そしてシルフィエッタを仲間に加えたリース達は再びメンバーを編成し、リース、アドル、エステル、ヨシュア、リウイ、セリカ、シルフィエッタ、エクリア、ティオのメンバーで探索を再開する為に転移した。
〜ベルゼビュート宮殿・合流地点〜
「これが”方石”の力ですか………魔力もなしに転移をするなんて………」
転移して来たシルフィエッタは驚きの表情でリースが持つ方石を見つめた。
「では、早速探索を再開しましょう。」
そしてヨシュアは仲間達を見回して提案した。
「待て。」
「?どうしたの、リウイ。」
しかしその時リウイが制止の言葉を呟き、それを聞いたエステルは首を傾げて尋ねたその時
「……………いつまで隠れているつもりだ、セオビット!」
「え………!?」
リウイはセオビットの名を呼び、それを聞いたシルフィエッタは驚いた。するとリウイの傍にセオビットが召喚された!
「セ、セオビット!?行方不明になったはずの貴女がどうして………!」
「…………………」
驚きの表情で自分を見つめるシルフィエッタにセオビットは何も答えず、辛そうな表情をして黙り込んだ。
「お知り合いなのですか?」
「は、はい。………イグナートによって孕まされた………私の娘です。」
そしてティオに尋ねられたシルフィエッタは戸惑った表情で答えた。
「へ!?む、娘!?セオビットがシルフィエッタさんの!?確かに顔つきとか、どことなく似ているようだけど………」
「そういえば、シルフィエッタさんが自分の母親だって話をセオビットから聞いたことがあったな……」
セオビットとシルフィエッタの関係を知ったエステルは驚き、ヨシュアは祝賀会の夜の事を思い出した。
「何故、シルフィエッタが現れた時に自分から現れなかった。」
「………………………」
リウイの問いにセオビットは何も答えず、辛そうな表情で黙っていた。
「………まあいい。シルフィエッタの補佐はお前に任せる。」
「え………ど、どうして?」
そしてリウイの指示を聞いたセオビットは戸惑いながら尋ねた。
「…………お前を使い魔にして数ヶ月………
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