暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(3rd篇)
外伝〜青珊瑚の隷姫との邂逅〜
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変えてイリーナを見て尋ねた。そして事情を知っているイリーナとセラウィ、エリザスレインが”リガナール半島”が今はどんな生物も生きれない腐敗の土地である事を説明した。

「そ………ん…………な……………ルア=グレイスメイルが………みんなが……………エフィ……………アレサ……………」

事情を聞いた女性は顔を青褪めさせた後、涙を流して悲しそうな表情で呟いた。

「ルア=グレイスメイル………!?まさか貴女は今は滅びたはずのあの森の…………!」

女性の言葉を聞いたセラウィは驚きの表情で見つめ

「…………はい。………名乗るのが遅れましたね。私の名はシルフィエッタ。ルア=グレイスメイル王女で………ザルフ=グレイスに人質として生きているシルフィエッタ・ルアシア。よければ私がここにいる事情の説明をお願いします………」

見つめられた女性――――シルフィエッタは気を取り直したが、それでもわずかに表情を暗くした状態で自己紹介をし、尋ねた。そしてリース達は事情を説明し、自己紹介をした。



「…………………そう………ですか…………正直信じられない気持ちですが………私がこうして貴女達の前にいるのだから、信じるしかありませんね…………」

事情を聞いたシルフィエッタは戸惑いながら呟いた。

「あの………一つ気になった事があったのですが………尋ねてもよろしいでしょうか?」

「貴女はクローディア姫でしたね…………?何でしょうか?」

不安そうな表情で尋ねたクローゼの言葉を聞いたシルフィエッタは先程の自己紹介の時を思い出しながら尋ねた。

「先程シルフィエッタ姫は”人質”として生きているとおっしゃっていましたがそれは一体…………」

「………………………」

クローゼの疑問を聞いたシルフィエッタは辛そうな表情で黙り込んだ。

「………なるほど。お前がかの魔人―――”破戒の魔人”イグナートの傍にいたエルフの姫、シルフィエッタか。」

「へ………?シルフィエッタさんの事、リウイは知っているの?」

(シルフィエッタ………?最近どこかで聞いた覚えが………?)

一方静かに呟いたリウイの言葉を聞いたエステルは驚いて尋ね、ヨシュアは自分の記憶の中にシルフィエッタの名前が引っかかり、思い出そうとしていた。そしてリウイはシルフィエッタが遥か昔かつて人間だった人物が魔人へと変貌した人物――――”破戒の魔人”イグナートが支配するザルフ=グレイスによって支配されたルア=グレイスメイルを守る為に取引として、シルフィエッタが人質になった事を説明した。

「敗戦した自国を守る為に人質になった王族の姫君か………」

「……………フム。その魔人はよほどシルフィエッタ姫に執着していたのかな?シルフィエッタ姫が国の自治権と同等の条件
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