第53話
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に抱いて貰った時は私が貴方から分けてもらったけど………今度はその逆ね。」
セリカの言葉に頷いたサティアは頬を赤く染めて苦笑した。
「………そうか。…………ただ、お前を抱く前にこれだけは言っておく。魔力を得る為だけでなく………お前を愛したい。」
「………うん。私も貴方に愛されたい………!………たくさん愛して、セリカ………!」
そしてセリカはサティアを抱き、失った魔力を回復させ、さらに離れていた時間を取り戻すかのように何度もサティアを抱いた。
「待たせたな。」
事が終わったセリカはサティアと共にエクリア達の前に姿を現した。
「?どうしたの、エステル。顔が赤いようだけど。」
一方サティアは顔を赤らめて俯いているエステルに気付いて不思議そうな表情をした。
「あ、あうあう………」
サティアに見つめられたエステルは真っ赤になっている状態の顔を上げて呻いた。
「………エステルさんに”事情”を説明して……ご覧の通りになってしまって………」
(ククク………なるほどの。久しぶりに見ただの、その初々しい反応は。さては嬢ちゃん………処女だな?)
何も言わないエステルの代わりにシュリは苦笑しながら説明し、それを聞いたハイシェラは軽く笑った後、尋ねた。
「うっさいわね!さっさと行くわよ!!」
ハイシェラの念話を聞いたエステルは怒鳴った後、先に進んだ。
「………何故、エステルは怒っている?」
「フフ………セリカはわからなくていいわ。」
その様子を見たセリカは眉を顰めてサティアに尋ね、尋ねられたサティアは微笑みながら誤魔化した。そしてセリカ達は時折現れる魔物達を倒しながら先を進んだ!
〜ベルゼビュート宮殿・合流地点〜
「あ………!」
セリカ達と共に広間に出たエステルは中心にある石碑の近くで待っている人物達に気付いて声を上げた。
「エステル!」
「………陛下の推測通り、合流できましたね。」
石碑の近くで待っていた人物達―――リウイ達の中にいたアドルとリースもエステル達に気付き、そしてエステル達はリウイ達に近づいた。
「………それにしても随分時間がかかったようだな?俺達がここに到着したのは3時間ほど前だぞ?」
「う”………それもこれも全部、セリカが悪いのよ!!あたし達が近くにいると知ってて、サティアさんにせ、せ、”性魔術”をするんだから!!」
リウイの言葉を聞いたエステルは唸った後、顔を赤らめて叫んだ。
「………何故、俺が責められる………」
「フフ………」
エステルの叫びを聞いたセリカは静かに呟き、サティアは微笑み
「せ、”性魔術”!?そ、それって………!あわわ………!」
「
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