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アンジュリーゼ物語
第2話 希望の竜
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ィルキスだ。」
アンジュリーゼ「死ねるのですね…。これに乗って空を飛べば…。」
ジルは、アンジュリーゼに指輪を返した。
アンジュリーゼはその指輪を副葬品とした。

パラメイルはノーマの棺桶である。
ボディを自由にカスタマイズできるだけでなく、コックピットに何を持ち込んでもいいのである。
絵本にゲーム機、オーディオや縫い包み、何を持ち込んでもいいのだ。
その持ち込むものこそ、ノーマの副葬品なのだ。
アンジュリーゼ「(お母さま、ココ、私はヴィルキスに乗って貴女達のもとに行きます。この指輪の輝きと共に。)」
だがヴィルキスは、後にパラメイルでないことが明らかになる。

そして1週間後、アルゼナル上空にてシンギュラーが開いた。
これは前例のない事態であった。
シンギュラーから出てきたのは、多数のドラゴンのみならず、謎の人型兵器3体でもあった。
第二中隊が先にパラメイルで空中戦を行った。
第一中隊はその後で出動することになっている。
第二中隊は、ドラゴンを4分の3ほど倒した。
すると、謎の歌声が聞こえてきた。
その歌声と共に、謎の赤い機体は両肩にエネルギーを溜め始めた。
歌が終わると、謎の赤い機体は両肩から竜巻(収斂時空砲)を放った。
その竜巻で第二中隊は全滅、アルゼナルは左半分が抉られた。
それを見たアンジュリーゼはこう思った。
アンジュリーゼ「(それに当たれば、あっさりと死ねるのね…。)」

第一中隊の緊急出動。
その部隊の各機体が発進されようとしている時、
アンジュリーゼ「もうすぐ、もうすぐ死ねる…。」
アンジュリーゼは小声でそう呟いていた。
ロザリー「イタ姫様の機体、何なんだ。」
ヒルダ「死にに行くんだってよ、アイツ。そのために機体を変えてもらったらしいよ。」
クリス「お姉さまの仇、死んじゃえ死んじゃえ。」
そして第一中隊各機が発進された。
アンジュリーゼ「もうすぐよ…。もうすぐで私はアンジュリーゼに…。」
アンジュリーゼは涙目でそう呟きながら、古びた機体で謎の赤い機体に突っ込もうとする。
収斂時空砲を食らうために。
すると、アンジュリーゼの機体にこんな通信が入った。
???「皇女様、あなたはそう簡単に死んではいけません。」
アンジュリーゼ「どうしてですか!?私はもう皇女に戻れません。ドラゴンを殺し続けるくらいなら死んだ方がましです!」
???「もうドラゴンは襲ってきません。なのでもうドラゴンを殺すことはないでしょう。」
アンジュリーゼ「それ本当ですか!?で、貴方の名前は何ですか?」
サラマンディーネ「私は真なる星の姫、サラマンディーネ。」
アンジュリーゼ「どうしてドラゴンを率いて!?」
サラマンディーネ「真実はアウラと共に明らかになります。」
アンジュリーゼ「私はこれから
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