第9話
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……なるほど。おめでとうございます。ロイドさん、エリィさん。」
「い、いや、別にお祝いを言われるような事はしてないぞ?」
「そ、そうよ………ただちょっと、色々話したっていうだけで………」
ランディとティオの言葉を聞いた2人は慌てだした。
「なるほど、色々ねぇ。―――で、どこまで行ったんだ?」
「ランディ!」
そして興味深そうな様子で聞いていたランディはロイドは怒鳴り
「ちょ、ちょっと!ティオちゃん達もいるのに………」
エリィは顔を真っ赤にして慌てた。
「どこまて行った……ああ、お付き合いの過程で色々な段階を踏むという―――」
「いやいや、無いから!」
ティオの言葉を聞いたロイドがすぐに否定したが
「ひゅーひゅー。」
「……ひゅーひゅー。」
「うふふ、ちなみにどこまで進んだのかしら♪A?B?まさか一気にCまで進んじゃったのかしら♪」
「おおっ!?小嬢はそんな事まで知っているのかよ!?」
「ちなみにわたしも知っていますよ。」
「マジでか!?いや〜、こういうのを”耳年増”って言うんだろうな〜。」
「耳年増とは失礼ですね……」
「全くよね。レン達の年齢のレディならそのくらいの事は知っていて当然よ。」
ランディ達は聞く耳をもたず、それぞれ二人を無視して好き放題言い始めた。
「い い か げ ん に し な さ い。」
「はい……」
しかしエリィが凄まじい威圧を纏った笑顔でランディ達に微笑むとランディ達はからかうのを止めて黙り込んだ。
「まったく………俺とエリィの関係を疑うなんてそんなのあり得ないだろう?」
「……え………」
呆れた表情で溜息を吐いたロイドの言葉を聞いたエリィは驚いてロイドに視線を向けた。
「そもそも釣り合わないっていうかそんな雰囲気にならないっていうか………なあ、エリィ?」
そしてロイドは苦笑しながら答えた後、笑顔でエリィに確認したが
「……………………………」
「………あれ。」
怒りの表情のエリィに睨まれ、呆けた。
(おいおい……)
(踏みましたね……)
(致命的なまでの鈍感さねぇ………)
その様子を見ていたランディ達は呆れた。
「……そうね、そうよね………ただお話して、つまらない相談して乗ってもらっただけだものねぇ……”あんな事”も貴方にとっては”ただのお礼”なんでしょうねぇ……ええ、そんな甘い雰囲気には全くもってなりませんでしたとも!」
一方エリィは静かな怒りを纏った後、ロイドを睨んで大声を上げた!
「………え、えっと……あの、釣り合わないってのは俺がエリィには釣り合わないって言ってるだけで…
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