第7話 初めての真名
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はぁ、色々な経験が出来た旅だったよ。
まさか初体験が、痴女が相手だとは……。
まあ、あれはあれでアリだったが。
…俺は、断じてMではないことは言っておこう。俺はSだ。
「そういえば、縁」
「はい?」
街が見えなくなったところで、母がふと話しかけてきた。
「司馬防殿とまぐわってみて、どうだった?」
「………」
時が止まった。
おいおい、誰が時よ止まれって言ったんだよ。
勘弁してくれよ。
「で、どうだったんだ?」
「…起きてらしたんですか?」
「いや、聞いたんだ」
…俺じゃなければ司馬防さん。
じゃなくて、葉月さんしかいねぇ。皐月は、まだハッキリとは分かってなかっただろう。
葉月さん、あなたは何を考えてるのでしょうか……。
河東郡楊県に住む、徐晃くん10歳からの質問。
当然ながら、ここにいない葉月さんが答えてくれるはずもない。
俺の隣では母が何か言っているが、俺には聞こえねぇ。
帰ったら、訓練だな。
人、これを現実逃避という。
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