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ヒロシ:「サトシ、入るぞっ」
ガチャッ
サトシ:「、、ヒロシ」
ヒロシ:「結構いい部屋じゃないかっ」
ヒロシはサトシの隣に立ち、
一緒に窓から空を見上げた。
ヒロシ:「、、あいつ(シンジ)に
言われた事、気にしてるのか?」
サトシ:「、、あの事件の後、シンジはきっと
必死な思いでエアームドやスリーパーを
手に入れたに違いない、、、。ポケモンが
消滅しても、あいつは立ち止まる事なく
前に進んでいた、、、。それなのに、
それなのに、俺は、、、」
ヒロシ:「”悲しみに溺れて山に篭って、
一体なにやってたんだろう”、、ってか?」
サトシ:「、、ほんと、情けないよな、、」
ヒロシ:「、、彼はきっと、
サトシの事を”1人のライバル”として
ずっと誇りに思っていたんだろうなっ、、。
まぁ、俺もそうだけどっ」
サトシ:「えっ?」
ヒロシ:「その昔、
ポケモンに対する概念も育成方針も
全く正反対だった相手とバトルする事で、
”自分の持っていない別の強さ”を学んだ。」
サトシ:「、、、」
ヒロシ:「だから再会した時、
ポケモンを所持していなかったサトシを見て、
あんな事を言ったんだと思う。旅路でのバトルや
シンオウリーグの準々決勝を通して、
サトシのポケモンに対する愛が
伝わっていたからこそ、、、」
”ポケモンに必要なのは愛だの信頼だのと
偉そうに口走っていた奴が、いざ目の前から
ポケモンが消えた途端探す事もせず
ただ時代に流されるだけの腑抜けだったとは
やはり貴様は救えない奴だ”
サトシ:「、、、」
ヒロシ:「彼なりの喝
だったんじゃないかな?自分の認めた唯一の
ライバルだったからこそ、、、」
サトシ:「あいつ、、、」
ヒロシ:「勿論、俺はサトシを腑抜け
だなんて思ってはないけどなっ。」
サトシ:「ヒロシ、、、」(笑顔)
ヒロシ:「ポケモンへの愛と信頼が大切だと
いう事を彼にもう一度思いださせる為にも、
絶対ポケモンを探し出そう!
そうしたら、みんなでバトルしようぜ!
昔みたいに、また大会にでも出てさっ」
サトシ:「ヒロシ、、、。そうだな!!
絶対見つけ出そう!!」
ヒロシ:「おう!!」(グッド)
サトシ:「ありがとうな、、ほんと」
ヒロシ:「気にすんなよっ。俺たちだって、
ライバルであり、”友達”だろ?」
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