第37話 盗撮
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そこで倒れている男性を確保しても良いですか。ちょっと色々確かめないといけないので」
「い、良いですよ。早く運んでしまいましょう
顧問がそういうなり、倒れている太った男を立たせて、二人掛かりで容疑者を部屋に運び込んでいく。
プールには湾内や泡浮を始めとした水泳部にサソリがいるだけの状態となった。
そこへ、壁が氷に覆われるように張り出すと勢い良く、佐天が滑りながら壁を伝って地面から垂直に飛び上がってプールサイドに着地した。
キョロキョロと見渡すとタオルを着込んだスクール水着の人達と泡浮、サソリを押し倒している湾内が視界に入った。
「もう、湾内さんに渡しちゃいました?」
「はい、渡してましたわ」
泡浮が答えた。
「遅かったー!一番の見所を見過ごしたわ!」
悔しそうに両腕を叩いて、氷を発生させる。
力無く立ち上がりながら、湾内に抱きつかれているサソリを見下ろした。
「良いわよねサソリ......楽しそうで」
「これが楽しそうに見えるか?」
頭を掻きながら戸惑っているようだ。
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