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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第230話
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うのですが……)
「フフ、エイドスの”眷属”も非常識だと思っているようね。」
「あのゼムリア一フリーダムと言ってもおかしくないハチャメチャ女神の仲間だった人物達はさぞ苦労したでしょうね……」
「―――まさに”女神の奇蹟”と言った所か。」
「フフ、言われてみればそうね。」
呆れた様子でいるレグナートの念話を聞いたツーヤは心の中で指摘し、ゲルドは苦笑し、サラ教官は疲れた表情をし、ゼルギウスの言葉にシグルーンは頷き
「ハハ、さすがは”空の女神”だなぁ。俺もゼムリアストーンのレシピは開発したけど、鉱石としての純度は完全に向こうが上だよ。」
「あの。ゼムリアストーンのレシピを開発するウィルさんもエステルさんの職人版といってもおかしくない”人外”かつチートな存在なのですが。」
「ア、アハハ……」
「た、確かにウィル様はゼムリアストーンを始めとした現代では貴重な鉱石のレシピを開発したのですから、ウィル様の技術力は神がかっていると言ってもおかしくありませんね……」
「というか”神格者”になった時点で、”人間”を止めていますけどね……」
結晶を見つめて呟いたウィルにティオはジト目で指摘し、ティオの言葉に反論できないティータとシュリ、プリネはそれぞれ苦笑していた。一方ウィルのとんでもない発言を聞いたリィン達は再び大量の冷や汗をかいて表情を引き攣らせた!
「ゼ、”ゼムリアストーンのレシピ”って……まさかゼムリアストーンを人工的に創りだせるんですか!?」
ウィルが呟いた言葉が気になったジョルジュは信じられない表情でウィルを見つめ
「ええ。先程エイドス様が仰ったように”ゼムリアストーン”は七耀脈が結晶化したもの……ですから各属性のセピスを塊にしてからそれら全てを合成させれば人工的に創りだせますよ。」
「まあ加工が結構難しいから現在は上級の工匠でないと無理だから、もっと簡単な加工方法を見つけるのが今後の課題かな。」
「フフ、下級の工匠達の為に簡単な加工方法を考えるのもウィルらしいですね。」
ジョルジュの疑問にエリナは答え、考え込んでいるウィルの言葉を聞いたセラウィは微笑み、エリナの答えやウィルが考えている凄まじさを知ったリィン達は冷や汗をかいて表情を引き攣らせた。
「ア、アハハ……ゼムリアストーンを人工的に創り出すなんて考えた事もなかったね……」
「というか普通は思いつかないわよ、そんな非常識過ぎる事。」
「フフ、さすがは凄まじい”風”が込められた武具を創ったウィルさんだな。」
「ううっ、”精霊窟”での僕達の今までの苦労は一体何だったんだ……?」
「マキアス………虚しくなってくるからそれは言わないでよ……」
「何かわたし達がやって来た事を
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