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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第230話
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計画は”教授”主体のもので、確か”古代竜”を操ったのはレオンでしょう?」
「え、えっと…………」
クロチルダの答えを聞いたエリオットは冷や汗をかいて仲間達と共にレーヴェを見つめた。
(ふむ……誤解を解いておくが。漆黒の
機
(
はたらき
)
を私に付けて操ったのは、その銀の剣士ではない。『教授』と呼ばれていた得体の知れぬ力を持つ男であり、その銀の剣士は私が暴走してからは、被害が大きくなりすぎぬよう様々な手を尽くしたのだ。彼が暴走を押さえなければ私は街や村を破壊し尽くすまで止まらなかったに違いない。)
「まあ……そうだったのですか。」
「…………………」
レグナートの答えを聞いたシャロンは目を丸くして黙っているレーヴェを見つめ、リィン達はそれぞれ安堵の表情をしていた。
「フム……それで君は何故この場に現れたのだい?確か君はエステル君達を救った後自分の”使命”は終わったと言ってどこかへと飛び去ったが……」
その時オリヴァルト皇子が不思議そうな表情でレグナートに尋ねた。
(……私もそのつもりだったのだがな。女神自身に呼ばれて女神の翼となり、この場に現れたのだ。)
「へっ……」
「め、”女神”という事は……!」
「もしかして女神様もこの場にいらっしゃっているのですか!?」
レグナートの話を聞いたマキアスは呆け、エリオットは信じられない表情をし、アルフィンが驚きの表情で声を上げたその時
「はい♪―――よっと。事情を聞いた時”在庫処分”ができる絶好の機会だと思い、こうして昔の仲間にちょっとだけ”お願い”して飛んで来ました♪」
(全く……そんな事の為だけに私を呼びつけるとは。”星杯”の騎士達に命令して彼らが持つ”天の車”を使えばいいものを。何故わざわざ私を呼びつけるのだ……)
「あら……貴方がまだ雛だった頃から育てて来た貴方の”親”である私の”ささやかなお願い”に文句を言うなんて……貴方の幼い頃の話とか貴方にとって知られたら”色々と不味い話”をこの場にいる皆さんに教えて欲しいのかしら?」
(なっ!?―――私が悪かった!頼むからそれだけはやめてくれ!)
レグナートの背に乗っていたエイドスが跳躍してリィン達の前に着地して説明し、更に文句を言うレグナートに膨大な威圧を纏って微笑みながらレグナートを焦らせ、その様子を見守っていたリィン達は大量の冷や汗をかいて表情を引き攣らせた。
「フッ、さすがに”空の女神”が相手では”古代竜”も形無しだな。」
「御愁傷様です、レグナートさん……」
「というか”空の女神”が”古代竜”を育てたなんて、七耀教会にとっては驚愕の事実だと思うのだけど……」
レーヴェは静かな笑みを浮かべ、ツーヤはレ
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