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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第229話
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た武具を与える為かい?」
「うむ!双界の命運をかけた決戦に挑むのじゃから、相応の装備も必要と思い、ウィルたちを呼び集めたのじゃ!」
「なっ!?それじゃあディオン卿達がこちらに来たのは俺達の装備を強化する為だったのですか!?」
オリヴァルト皇子の疑問に答えたリフィアの話を聞いたリィンは信じられない表情でウィルたちを見つめた。
「ああ、そうだよ。双界の命運をかけた決戦に挑むみんなの為に俺も”工匠”として全力で協力する為に来たんだ。」
「ちなみにあたし達はロイドさん達―――”特務支援課”の人達と一緒に”真・煌魔城”に突入するメンバーだよ!」
ウィルの後にシャマーラは答え
「……わたしは正直パスしたかったのですがね。めんどくさいですし、それにセティさん達がいるのですからわたしは必要ないと思うのですが。」
「ティ、ティオさん。」
ジト目で答えたティオの答えを聞いたエリナは冷や汗をかき、エリナに続くようにその場にいる多くの者達は冷や汗をかいて脱力した。
「ちなみにエリゼの分もじゃが、当然ゼルギウスとシグルーンの分も創って欲しいと依頼しておいたぞ!」
「フウ……それならそうと前もって言ってよ。」
「―――私達の為にありがとうございます、殿下。」
「フフ、一体どれほどの素晴らしい武具になるのでしょうね。」
リフィアの説明を聞いたエリゼは溜息を吐いた後苦笑し、ゼルギウスはその場で会釈し、シグルーンは微笑んでいた。
「うふふ、”匠王”であるウィルフレド様やそのご息女の方々に加えてそれぞれの方面に関して”才”がある方々が創る武具なのですから、歴史に残ってもおかしくない素晴らしい武具ができあがるでしょうね♪」
「価値にしたら、最低でも数千万ミラは降らないでしょうね……」
シャロンは微笑み、アリサは表情を引き攣らせ
「それにしてもよくラッセル博士の孫娘まで連れて来れましたね……技術漏洩等の関係でラッセル博士達やリベールから何も言われなかったのですか?」
サラ教官は驚きの表情でティータを見つめながら呟いた。
「ん?リベールとラッセル博士達にはティータを数日借りる代わりに”機甲兵”の技術提供をする事を条件に出したら簡単に許可したぞ。」
「ええっ!?という事は……!」
「リベールも”機甲兵”を手に入れたも同然という事になるな。」
「ううっ、複雑な気分よ……これってどう考えてもラインフォルトグループの技術漏洩じゃない……」
「そんな事をしていたのですか、リフィアお姉様……」
「ハア……」
リフィアの答えを聞いたエリオットは驚き、ユーシスは真剣な表情で呟き、アリサは疲れた表情をし、プリネとエリゼは呆れた表情をしていた。
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