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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第228話
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中もさすがに黙っていないだろうが、戦艦や兵器の量産の方はラインフォルトの専門だろうし、新しい兵器の開発に携われる事はラインフォルトグループ(向こう)にとっても渡りに船だと思うぜ。」

「………………」

「アリサ…………その、シャロンさん。実際の所はどうなのですか?」

アンゼリカの言葉を聞いたエリスは呆けた声を出し、ガイウスは重々しい様子を纏って呟き、クロウの推測を聞いて複雑そうな表情で黙り込んでいるアリサをリィンは心配そうな表情で見つめた後シャロンに尋ねた。



「クロウ様が仰いましたように既にクロスベル帝国政府から兵器の量産の契約等の申し出があり、会長はその契約を承諾しました。」

「え……そ、それじゃあ”ラインフォルトグループ”はメンフィルやクロスベルが保有しているような凄まじい兵器の量産化を始めているのですか……!?」

シャロンの答えを聞いたアルフィンは表情を青褪めさせて尋ね

「いえ。今の所は”機甲兵”や”アハツェン”等の既存の兵器の注文だけですわ。ただ将来はクロスベル帝国やクロスベル帝国が吸収した”十三工房”と協力して新たな兵器を始めとした様々な”新製品”を開発する話なども既にクロスベル帝国が提案し、会長は重役達と話し合って考案中です。最もわたくしの予想では恐らく受けると思いますわ。”ラインフォルトグループ”にとっても未知の製品を開発、販売できる事は将来とてつもない利益が出る事が見込めるでしょうし、何より”新たな祖国”となったクロスベル帝国が大口のお客様になるのですから、クロスベル帝国とは今後も密接な関係になるべきでしょうし。」

「……………………」

シャロンの説明を聞いたアリサは複雑そうな表情で黙り込み

「”ラインフォルトグループ”がクロスベルに取られた事も結構痛いんだよね……兵器の開発を始めとした重工業は”ラインフォルトグループ”任せだったけど、これからは”ラインフォルトグループ”にとって最優先の”お客”はクロスベルになるだろうから、エレボニアの注文は間違いなく後回しにされるだろうしね……」

「”ラインフォルトグループ”に代わるエレボニア王国と密接な関係になって貰う重工業メーカーと契約する事も今後のエレボニアの”課題”の一つでもありますね。」

「帝国最大の重工業メーカーであった”ラインフォルトグループ”に代わりになる企業等あるのでしょうか……?」

疲れた表情で語ったオリヴァルト皇子の話に続いたクレア大尉の説明を聞いたエリスは辛そうな表情で呟いた。

「”ラインフォルトグループ”と並ぶ重工業メーカーと言えばリベールの”ZCF(ツァイス中央工房)”かカルバードの”ヴェルヌ社”だけど……」

「”ZCF”は元々リベール王国と密接な関係だから無理だし、カルバードの”ヴェ
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