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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第228話
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オンハルト教官がさっき、クロスベルから提供されたのはあの戦艦の技術だけでなく、その”魔物配合”という技術もそうだって言っていたよね……?」
「ま、まさか”六銃士”の人達は遥か昔にその技術も使って戦争していたのか!?」
その時ある事に気付いたエリオットとマキアスは表情を青褪めさせ
「ええ。ユミルの時には現れませんでしたが”歪竜”を始めとした強力な魔物が既に量産化されています。」
「”歪竜”…………?」
「ま、まさか”竜”をも創りだしたのですか!?」
ツーヤの話を聞いたゲルドが首を傾げている中、エマは血相を変えて尋ねた。
「そだよ。まあ、正確に言えばヴァイス達の仲間達が提供したけど。確か技術提供の報酬の代わりに”歪竜”を始めとした量産した魔物もクロスベルにあげたはずだよ。」
「という事はクロスベルもその”魔物配合”とやらで量産した強力な魔物を所持しているのですか……!?」
エヴリーヌの話を聞いて何かを察したクレア大尉は血相を変え
「はい。ちなみに”歪竜”は飛行型の”竜”で、そのブレスは山を簡単に塵と化させる程の威力です。」
「や、山をも簡単に塵と化させるって……!」
「話を聞く限り”列車砲”よりも威力は遥かに上でしょうし、飛行型というのも脅威ですわね……」
プリネの説明を聞いたアリサは表情を青褪めさせ、シャロンは真剣な表情で呟いた。
「うわぁ〜……話を聞く限り完全に西ゼムリア大陸の国家間の力関係が変わったよね〜……」
「……かつては”大陸最強”と称えられたエレボニアは衰退し……自治州であったクロスベルは大国へと成り上がり、更にあのメンフィルに次ぐ程の強力な戦力を手に入れたと言っても過言ではないな。」
「………………」
ミリアムとラウラの話を聞いたユーシスは辛そうな表情で黙り込み
「……”技術”でそんなとてつもないものを創りだした人達は一体どんな気持ちで創りだしたのだろう……」
「ジョルジュ君………」
「………………そう言えば少し気になっていたのだが。今回の戦争でクロスベルは”ラインフォルトグループ”を傘下に入れた事になるけど……まさか今後は”ラインフォルトグループ”と協力して先程の話にあった戦艦や歪竜とやらを量産するつもりなのかい?」
辛そうな表情で答えたジョルジュの言葉を聞いたトワは心配そうな表情をし、アンゼリカは目を伏せて黙り込んでいたがある事に気付き、プリネ達を見つめて尋ねた。
「あ…………」
「そう言えば以前エリィさんがクロスベルは”ラインフォルトグループ”の工場等を欲していた事を言っていたな……」
「十中八九そうするんじゃねえか?魔物配合の方はラインフォルトは完全に専門外の上七耀教会の連
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