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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第226話
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(本当に懲りない方ですね、マスターは。)
シャロンの思惑にリィンが首を傾げて考え込んでいる中、ベルフェゴールとリザイラは興味ありげな様子で見守り、アイドスは苦笑し、メサイアは疲れた表情をし、アルティナは呆れた表情をしていた。その後リィンは準備を整えたシャロンに呼ばれるとシャロンの自室に入った。
〜シャロンの私室〜
「フフ、こうして自分の部屋にお客様を招くなんて、初めてで少しだけ緊張してしまいますわ。」
リィンと対峙して自分が淹れた紅茶を呑んだシャロンはリィンに微笑み
「へ……は、”初めて”って……アリサやイリーナ会長を招いた事はないのですか?」
シャロンの言葉を聞いて目を丸くしたリィンはシャロンに尋ねた。
「私にとって雇い主であり、仕える主でもある会長達を招く等そのような恐れ多い事はとてもできませんわ。」
「ハ、ハア………え、えっと……できればアリサ達には黙っていて欲しいのですが……シャロンさんに部屋に招かれて二人っきりになったなんて事をアリサに知られたら、アリサにもそうですがエリゼ達に何を言われるか……」
「クスクス……もちろんお嬢様達には内緒にしておきますのでご安心ください。今この瞬間だけはリィン様にご奉仕するための一人のメイド……何なりとご命令ください。誠心誠意お応えしますので♪」
「な、何なりと……?―――じゃなくて!」
シャロンの意味ありげな言葉を聞いて息を呑んだリィンだったがすぐに我に返って疲れた表情で声をあげ
(うふふ、今エッチな事を考えたわね、ご主人様♪相変わらず初心なんだから♪)
(ま、まあ殿方ですからどうしてもそういう方向に考えてしまうのは仕方ないかと……)
(その意見には同意しますが、マスターの場合、意図しなくても不埒な展開へと持って行くのですから冗談になっていません。)
(ふふふ、あのメイドの事ですから本当に応じてくれるのではないですか?)
(彼女ならしてもおかしくないように見えるから、冗談になっていないわね……)
からかいの表情をしているベルフェゴールに苦笑しながら答えたメサイアの念話を聞いたアルティナはジト目で呟き、リザイラの推測を聞いたアイドスは冷や汗をかいた。
「ふふ、申し訳ありません。リィン様が可愛いからついからかってしまって。本日お呼びしたのは他でもありませんわ。リィン様のこれまでの頑張り……僭越ながら、わたくしのほうから労わせていただきたくて。」
「え………」
シャロンの口から出た意外な答えにリィンは呆けた。
「リィン様は本当に、よく頑張ってこられました。トリスタでの戦いから無事に生き延びられて……お嬢様のこともちゃんと見つけて頂いて……クロウ様やプリネ様達も
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