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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(3rd篇)
外伝〜神殺しの真実〜
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変わらず俺達の予想斜め上な事をする奴だな………」

「フフ………それがエステルさんなんですから、仕方ありませんよ。」

リウイは呆れた表情で呟き、それを聞いたイリーナは微笑みながら言った。

「全く………ま、一発ブン殴ったし、パズモ達が許しているようだからいいわ。………それより気になったんだけど、ハイシェラって今どこにいるの??さっきから念話だけは聞こえてくるけど。」

「何?」

「え………」

(まさか我の声が聞こえているだの!?)

溜息を吐いた後、気を取り直したエステルの言葉を聞いたセリカとエクリアは驚き、ハイシェラは信じられない表情をしていた。

「あ、今も聞こえた。『まさか我の声が聞こえているだの!?』って、驚いている感じで。」

「「……………………」」

そしてエステルの言葉を聞いたセリカはわずかに驚きの表情で、エクリアは信じられない表情で見つめていた。

(これは驚いただの。性魔術を受けた者達でもないのに我の声が聞こえるとは…………エクリア嬢ちゃん以来の娘だの。)

「フフ………ちなみに私も聞こえているわよ?」

ハイシェラは驚いた後、興味深そうな様子で呟き、それを聞いたサティアは微笑みながら答えた。

「………俺の本来の肉体の持ち主であるサティアはわかるが………まさかエステル。お前もこの剣―――ハイシェラの声が聞こえるとはな………」

そしてセリカは静かに呟いた後、ハイシェラソードをエステルに見せながら見つめた。

「へ?………あ、そういえばパズモ達の話だとハイシェラって今はセリカの日記帳代わりになったんだっけ。すっかり忘れていたわ〜。」

「に、日記帳って………」

(ちょ、ちょっと………!私はハイシェラの事をそんな風に説明していないわよ!?)

「フハハハハハ!言い得て妙だな!」

(誰がセリカの日記帳だの!しかも微妙に的確な事をつきおって………!おい、セリカ!我を召喚しろ!この嬢ちゃんに我の威厳をしかと刻み込むだの!)

エステルの言葉を聞いたペルルは表情を引き攣らせ、パズモは慌て、アムドシアスは大声で笑い、ハイシェラはセリカを急かしたが

「……戦いでない今、お前を呼ぶ必要はないし、お前を呼ぶと普段以上に魔力を消費する………」

「というか剣に威厳なんてないと思うけど。」

(なっ!?…………こ、この”地の魔神”たる我がここまで言われるとは…………えぇい、セリカ!貴様のせいだっ!)

そしてエステルの言葉を聞いたハイシェラは一瞬絶句した後、怒りに震えてセリカを怒った。

「………何故そこで俺のせいにする………」

ハイシェラの念話を聞いたセリカは眉を顰めて呟いた。その後リース達はメンバーを二手に編成し、左の転位陣にはセリカ、
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