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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(3rd篇)
外伝〜神殺しの真実〜
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惑いながらペルルとアムドシアスを召喚した!



「………一応!聞いておくわ。この娘達の事がわかる!?」

「………………誰だ、お前達は。」

ジト目のエステルに睨まれ言われたセリカはパズモ達を見回して静かに呟いた。

「何だと!?我の事がわからないのか!?」

「やっぱりボク達の事、忘れちゃったの!?」

(仕方ない…………か。)

「ま、わかってはいたけど………それでもちょっとショックですわ………」

「ぴ、ぴえええん〜………やっぱり思い出してくれないんですね、ご主人様…………」

「クー…………」

セリカの言葉を聞いたアムドシアスとペルルは驚き、パズモとニルはどこか諦めが入った表情になり、テトリとクーは落ち込んだ。

(ほう。やけに見覚えがあると思ったが、かつてお前の使い魔だった者達ではないか。ククク………まさかアムドシアスもその中にいるとはな。………仮にも”魔神”であるのにまさか半魔人の小娘の使い魔になるとはな………クク、奴も落ちぶれたものだの。)

「ムッ!?今、かなり不愉快に感じたがまさかハイシェラ………貴様か!?」

パズモ達を見たハイシェラは驚いた後嘲笑し、ハイシェラが嘲笑したその時、ハイシェラの念話が聞こえないはずのアムドシアスが何かを察した後、セリカの愛剣―――”ハイシェラソード”を睨んだ。

「は〜………やっぱり!忘れていたわね!…………ちょ〜と、いいかしら?」

一方エステルは大きな溜息を吐いた後、全身にすざましい何かの気を纏って笑顔でセリカを見つめながら、ゆっくりとセリカに近づいていった。

「………何だ?(ハイシェラ。エステルは笑っているのに、何故エステルから”怒り”を感じる?)」

(お前という奴は………エステルが怒っている理由は恐らくだがの………)

エステルの様子を見て答えたセリカは念話でハイシェラに尋ね、尋ねられたハイシェラが呆れた様子で溜息を吐き、答えようとしたその時!



「歯ァ、食いしばりなさいっ!このダメ主―――――ッ!!」

「ガッ!?」

なんと渾身の一撃を込めた拳でセリカを殴り、殴られたセリカは吹っ飛ばされた!

「なっ!?」

「エ、エステル!?」

「か、”神殺し”を殴るなんて………なんて娘………!」

エステルの行動を見たリウイやヨシュアは驚き、エリザスレインは信じられない表情で見つめた。また、周りの人物達もエステルの突然の行動に呆けたり、驚いていたりしていた!そしてエステルは吹っ飛ばされたセリカに近づこうとしたが

「ストップ!今ので貴女の気持ちは十分わかったから!」

「こ、これ以上はお願いですから、やめて下さい〜!」

「離して〜!!まだ殴り足りないわよ〜!!」


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