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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(3rd篇)
外伝〜ZEROの軌跡〜
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「あ………!」

エステル達が転位して来るとそこは入口のような空間で一番奥には左右に分かれた転位陣があり、そして真ん中には”方石”によって力を取り戻した石碑があり、その周囲にはリース達がいた。

「エステル!」

「無事で何よりです。」

エステル達に気付いたアドルとリースは微笑んだ。そしてエステル達はリース達に駆け寄った。

「そっちも無事で何よりね………って、カーリアンに大将軍さん!?」

「は〜い♪久しぶりね♪リウイより先に私達が解放されたのよ♪」

「フフ………久しいわね。」

リース達に駆け寄ったエステルはカーリアンとファーミシルスに気づいて驚き、2人はそれぞれ口元に笑みを浮かべて声をかけた。

「2人はナユタさん達のように封印石が現れたと同時に解放されたんです。」

「そうなんだ………そういえばそっちはリウイの封印石を手に入れたの?」

リースの説明を聞いて頷いたエステルはイリーナを見て尋ねた。

「ええ。」

「その様子ですとセリカ様の封印石も無事手に入れたようですね。」

尋ねられたイリーナは頷き、エクリアはサティアを見つめた。

「あら?何で貴女…………セリカとそっくりなのかしら?もしかして双子とか??」

「フン、”神殺し”に親類がいるなんて聞いた事がないわ。大方”神殺し”の肉体の”本来”の持ち主じゃないかしら?」

そしてカーリアンはサティアに気づいて首を傾げ、ファーミシルスは探るような視線でサティアを見つめた。

「………………」

見つめられたサティアは何も語らず、静かに2人を見つめていた。その時、聞き覚えのある音が聞こえてきた!

「この音は………!」

音に気付いたリースは方石を取り出した。すると方石は光を放ち、リース達の目の前に何度も現れた女性の亡霊が現れた!



「異邦者よ………”星杯”に連なる者よ………聞こえますか…………?」

「………はい。聞こえます。」

女性の言葉にリースは頷いた。

「無事に………3つの回廊を潜り抜けてよかった………これより先は………かつて”英雄”が集結した”邂逅の宮殿”………同時に進まなければ………さらなる深淵へと辿り着かないでしょう………」

女性が呟くと近くにあった石碑がさらに光を放った!

「転位陣の制御を………石碑に託しました………左の転位陣には………”神殺し”と共に………右の転位陣には………”闇王”と共に…………それぞれの道を進んで下さい………ですが………どうか気を付けて………さらなる深淵へと続く門を………守る者は………」

そして女性は最後まで言えずに消えてしまった。

「……どうやら次もさっきのようにメンバーを分ける必要があるみ
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