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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(3rd篇)
外伝〜絆の神剣〜
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「サティア―――――――――ッ!!」

自分に襲い掛かる神剣をサティアは”天秤の十字架(リブラクルース)”を静かに構え、セリカが叫んだその時!

「そんな事………させないっ!!」

なんとエステルがサティアの前に飛び込んできて”誓いの神剣”(リブラクルース)を構え、敵の攻撃を受け止めた!

「………っ………!!」

敵の攻撃を受け止めたエステルは敵の攻撃のすざましい威力に顔を顰めながらも受け止め続けた!

「ドケ―――――ッ!!」

「っつ!…………絶対にサティアさん達をあの時みたいな悲しい終わりにはさせないんだから………!」

敵は叫びながら力を入れ、エステルは顔を顰めながらも敵の攻撃を受け止め続けていた!



「今助けるわ!それっ!!」

「ガッ!?」

マリーニャが懐から短剣を投擲し、短剣が肩に命中した敵は悲鳴を上げると共にエステルに振り下ろしていた神剣の力を弱めてしまい

「飛んで!死角の投槍!!」

「ギャアッ!?」

さらにリタが放った魔槍によって片手が貫かれて悲鳴を上げ

「クーッ!!」

「ガッ!?」

クーのクラフト―――アクアブレスによってオレノの所まで吹っ飛ばされ

(轟け!轟雷!!)

「「ガアアアアアアアアッ!?」」

パズモが放った魔術によって2人は同時にダメージを受けた!

「フ〜………ギリギリセーフだったわね………」

(よかった………!今度はサティアを………そしてセリカを護れたわ………!)

そしてエステルは安堵の溜息を吐き、パズモは嬉しそうな表情でサティアとセリカを見つめた。

「癒しの息吹!!………大丈夫?セリカ。」

「……ああ。護るつもりが護られてしまったな………」

治癒魔術をかけたサティアの微笑みを見たセリカは頷いた後、苦笑した。

「まったくもう………なんで一人で決着をつけようだなんて思ったのよ。あたし達もそうだけど、サティアさん、すっごく心配した様子で見ていたんだからね?」

「………すまない………どうしても俺自身の手で決着をつけたかったんだ………あの時のサティアへの償いの為に………」

呆れた様子で呟いたエステルの言葉を聞いたセリカは静かな表情で答えた後、決意の表情になって言った。



「セリカ。私は貴方に償ってもらう事なんてないわ。むしろ貴方に正体を偽っていた私が償うべきよ……」

「いや!サティアは悪くない!俺が………!」

「あー、もう!そこまでっ!!」

お互い謝ろうとしているサティアとセリカを見たエステルは叫んで、2人の会話を止め

「2人はお互いを大切に思っての行動だし、2人は果たすべき大切な”約束”があるでしょう?」

「「エステル……
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