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小さかったあの娘
10部分:第十章
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うか

 それに気付いた僕は今は

 彼女の横にいる彼氏に少し嫉妬を覚えて

 そんな自分に苦笑いを浮かべるだけ

 思っても仕方ないことを思う馬鹿な自分を


 男の子みたいだったあの娘が

 今では見事な  紅い大輪になっていた

 それに気付いたのは彼氏が隣で

 楽しく笑っていたから

 彼女の華は本当に大輪の美しさで

 小さかった頃の面影は昇華して

 まるで別のものになっていた

 それに早く気付かなかった僕は道化で

 今更ながらそれについても考えて

 一人苦いコーヒーを飲んで笑うだけ

 
 彼女の横にいる彼氏に少し嫉妬を覚えて

 そんな自分に苦笑いを浮かべるだけ

 思っても仕方ないことを思う馬鹿な自分を



                     2007・2・19

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