第51話
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「チ………クショウ…………邪神と邪教徒共があああああっ!!」
「バリハルトよ………!邪神達に裁きを…………!」
エステルとサティアが放った協力技―――スターブレイカーを受けたダルノスとカヤは憎しみを持った表情でエステル達を見つめながら消滅した!
「………………」
「サティアさん………」
戦闘が終わり静かにダルノス達が消滅した場所を見つめているサティアをエステルは心配そうな表情で見つめた。
「私は大丈夫よ、エステル。………それより先に進みましょう。」
心配されたサティアは優しげな微笑みを見せた後先を促した。
「………………」
「マリーニャちゃん?どうしたの??」
一方マリーニャもまたサティアのようにダルノス達が消滅した場所を見つめ、その様子に気付いたリタは尋ねた。
「………なんでもないわ。行きましょう。」
尋ねられたマリーニャは首を横に振って答えた。その後エステル達は先に進み、ついに終点に到着した。
〜バリハルト神殿・マクル・終点〜
「どうやらここが終点のようだけど………何もないわね?」
「……………………いえ、間違いなくここにいるわ。………来たわよ、セリカ!」
終点に到着したエステルは周囲の様子を見て首を傾げ、サティアは静かな表情である場所を見つめて呟いた後、叫んだ!
「「えっ!?」」
サティアの言葉を聞いたマリーニャとリタは驚いた!すると妖しげな光陣が現れ、そこから菫色の髪と紅い瞳をした剣士が現れた!
「う、嘘………!?」
(セリカ………!)
「”人間”だった頃の主………!」
剣士―――セリカを見たエステルとエステルの身体の中にいたパズモ、リタは驚き
「………なるほど………ね。確かにラプシィアと瓜二つね………」
マリーニャは納得した様子でセリカを見つめた。
「…………セリカ……………」
「ようやくまた、会えたな。あの時の問いをもう一度だけしよう。どうして俺の前から消えた!どうして俺を裏切った!」
辛そうな表情で自分を見つめているサティアにセリカは憎しみを込めた視線で叫んだ。
「………私の答えは変わらない。私は託せる者を………正義の天秤につり合い、支え合う者。連れ合いとして共に生きる者を探していたの。」
「また馬鹿な事を!信じてもいない相手に何を託すというんだ!?信じられてもいないのに、どうやって支えろと言うんだ!?己の素性も明らかにせず!大方そこにいる娘も俺の時と同じようにだますつもりなんだろう!?」
「違う!ここにいる優しい気持ちに溢れ、太陽のような明るく暖かい人は………エステルは………私の事を最初から知っていた!それに私は
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