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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第513話】
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 そういや、シャルってワンピース関連とか着ないよな。

 ラウラにはワンピースを着せていたが、夏に買いに来た時に――と。


「ヒルト、ごめんね、待たせたかな……?」

「いや、全然大丈夫だぞ、シャル?」

「よ、良かった……。 れ、レジが少し混んじゃってて」


 そう言って傍に来るシャル、手には今しがた購入したスカートの入った紙袋が手提げられていた。


「ほらシャル、持つよ」

「え? わ、悪いからいいよヒルト?」


 首を横に振るシャル、俺に持たせるのは悪いと思ったのだろう。


「遠慮するなって、昔言っただろ? 甘えても良いってさ」

「あ……」


 シャルがルームメイトの頃に言った言葉、それを思い出したのかシャルは――。


「じ、じゃあ……ヒルトに、甘えるね?」


 そう言って紙袋を手渡すシャル、それを受け取ると今度は腕を絡ませてきた、肘にシャルの豊満な乳房が当たる。


「……ヒルトが言ったんだからね……?」

「……だな。 んじゃ、他にも見ていくか」

「うん……♪」


 それから暫く、レゾナンスで女性物のアクセサリーや洋服などを見ていく俺達二人、見るだけでも相当時間が過ぎ、シャルが腕時計で時間を調べると――。


「あ、ヒルト。 そろそろお昼になるよ? 何処かで食べてから映画にいこっ」

「そうだな。 んじゃ、先ずは腹ごしらえーってね」


 お腹を撫でる俺を見てくすくすと微笑むシャル、レゾナンス内の手近な飲食店に入り、俺達二人は御飯を食べることにした。
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