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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第513話】
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車の中、学園から都市郡へと向かう生徒がちらほら見える、主に上級生だ。
「……えへへ、二人で出掛けるのって、先月以来だよね♪」
「あぁ、キャノンボール後は大会だったしな」
とはいえ、主に二人で出掛けるのってシャルとばかりな気がする。
……セシリアとも以前デートの約束をしていたが、まだそれを果たしていない。
そんな事を考えつつ、窓から海を眺めるといつものように遊覧船が運航していた。
「そういえば……僕、まだあの遊覧船乗った事ないんだぁ。 クラスの子は乗ったって話してたのは訊いてたんだけどね」
「そうなんだ。 ふむ……」
今の機会に乗るのも……そんな考えをしていると、電車はレゾナンスへと到着した。
「ヒルト、行こう?」
「あぁ」
短く返事をし、俺とシャルの二人は降りてレゾナンスへと足を踏み入れた。
そのまま目的地であるレゾナンス最上階にある映画館へと向かう、朝だがカップルや家族連れがやはり目立った。
「そういや映画って何を見るんだ?」
「んと、これなんだけど……」
パンフレットを取り出すシャル、事前に用意していた様だ。
口元が隠れるようにパンフレットを見せてくる――その仕草が可愛くみえる、昨日信二が言ってたように確かに天使に見えなくもない。
それはそうとパンフレットを見る――内容は恋愛ものだ、パンフレットの中央に女の子が居てそのサイドに男が二人立っている。
……三角関係もの?
或いは二人の間で揺れ動く恋心とかって感じなのだろうか。
「ん、んと、どう……かな?」
「うん、構わないよ。 ――てかシャルが誘ってくれたんだし、シャルの見たい映画で勿論構わないよ」
「あ、ありがとうね? ……えへへ、あっ。 上映時間何時か見よっ?」
嬉しそうに笑うシャル、俺の手を取り上映時間が表示されてるボードを見に行く。
あまり邪魔にならない距離で見ていると――。
「あっ、もう上映してるんだ……。 んと、午後の一時から……」
「それじゃあ、映画は一時からにしてそれまではレゾナンスで何か見て、昼御飯食べて映画って流れで良いんじゃないか?」
「う、うん。 ……えへへ、ちゃんとしたデートって感じ、だね?」
「え? ……だ、だな」
シャルのデート発言に、急にシャルを意識し始める。
ドキドキと鼓動が高鳴る――券売機で見たい映画の券を購入し、スタッフに半券もらうとそれを無くさないように財布の中に入れる。
シャルも同様に無くさないように直すと――。
「じ、じゃあ一旦一階にいこっ? 日曜日だし、何かのイベントあるかもしれないし」
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