機動戦艦ナデシコ
1345話
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片方30発で、合計60発内臓よ」
「それって、もし敵の攻撃を食らって誘爆しようものなら確実に死ぬんじゃないか?」
「でしょうね。だからこそ、ファブニールの自爆装置にも使ってるんだから」
そこでS-11ミサイルが出てくるのか。
確かにファブニールを鹵獲しようとした相手を消滅させるのに、S-11ミサイル60発分というのは相当の威力だろう。しかも当然自爆する際にはS-11ミサイル以外にもブラックホールエンジンとかも関わってくるんだろうし……
「それと、腕の部分は見てのかなり大きめに作られているわ。ニーズヘッグのヒュドラを参考にして、片腕につき指のそれぞれにビーム砲兼ビームサーベルが5本ずつあって、指を揃えると巨大ビームサーベルに変更可能よ。また、指を伸ばしただけじゃなくて拳を握った状態になればPS装甲によって直接殴る事も可能。後は手首の内側の部分にビームガトリング砲を内蔵して、手首の外側の部分にはKMFのスラッシュハーケンを参考にしてこちらで強化、改修した物を装備しているわ。打突武器として使用も出来るし、相手を絡め取って鹵獲したりといった風にも使えるわね」
「……つまり、両腕で考えるとビーム砲兼ビームサーベルが10門ずつあって、ビームガトリング砲を2門、スラッシュハーケンを2基ずつ装備してるって事か? ……腕だけで並のPT1機分くらいの攻撃力はあるんだな」
少し驚きながら告げると、レモンは当然でしょうと言いたげに笑みを浮かべて口を開く。
「元々が追加武装ユニットを要望されて作ったんだから、強力な武器を多数装備しているのは当然でしょう? まぁ、ちょっと頑張り過ぎたかもしれないけど。さて、勿論ファブニールの説明はまだ続くわよ? 次は胴体。左右にそれぞれ10門ずつビーム砲とグラビトン砲が内臓されていて、胴体部分で合計40門のビーム砲とグラビトン砲を装備しているわ。基本的に一斉射撃をして弾幕を張るのを目的としていて、この2つの砲塔の最大の特徴は砲口の向きをある程度変えられるという事かしら」
「砲口の向きを変える? ヒュドラみたいにか?」
例えば今俺が口にしたヒュドラに内蔵されているビーム砲は、ヒュドラその物がT-LINKシステムによって前後左右上下といった具合にも動く。
だが、胴体に内蔵されているビーム砲でそのような真似をするのは、不可能とは言わないが普通はやらない。どちらかと言えば、その手の技術は戦艦とかそっち系等の技術だからだ。
勿論PTのような小型機や特機でもそういう風にしないのは色々と理由がある。
メンテナンスが面倒であったり、戦艦と違って派手に動く為に自由に稼働出来るビーム砲が邪魔になったりといった具合にだ。
それを解決したのは……
「そ。本来なら基部の損耗が激しいんだけど、その辺はPS装甲と
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