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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(3rd篇)
第48話
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せて尋ねた。

「え、ええ。とりあえず城の奥を目指して先に進みましょう。」

その後アドル達は先に進み、城の中の奥地らしき場所に到着した。



〜異界プレイア・終点〜



「どうやら奥地に到着したようだけど………」

奥地に到着したアドルは仲間達と共に周囲を見回した。

「!!誰か後ろから来るわよ。」

その時何かの気配を感じたカーリアンは全員に忠告した。忠告を聞いた仲間達が後ろを振り返ると―――

「アドルさん?」

「リースさん!どうして………」

リース達がやって来て、リースとアドルはお互いの顔を見て驚いた。

「僕達は奥を護っていたグリモアを倒した後、そのあと現れた転位陣に乗って出た先を進んでいたんだけど……」

「私達も同じです。………どうやらそちらもグリモアが化けた方と戦い、解放したようですね。」

アドルの話に頷いたリースはカーリアンを見て言った。

「げっ。なんでリウイより先にあんたに会わなきゃなんないのよ!」

「フン、それはこちらの台詞よ。数年単位で顔を出すと言っていた割にもう顔を出すなんて………カミーリ皇妃を産んでいながらまだ、未練があるのかしら?」

「なんですって〜!?というか前々から思っていたけど、何でカミーリに対しては丁寧な態度で接するのよ!?」

「フン、例え貴女の血が半分入っているとはいえ、もう半分はリウイ様。それにカミーリ皇妃は母親の貴女と違って、我等闇夜の眷属を率いる皇族として相応しい方の一人。………鳶が鷹を産むとはこの事ね。」

「へ〜………やろうってんなら、今ここで決着をつけてあげてもいいのよ!?」

「それはこちらの台詞よ。」

一方顔を合わせたカーリアンとファーミシルスはいつもの口喧嘩を始めた後、お互い武器を構え戦おうとしていた。

「2人とも、今はそこまでにしておいてください。………どうやら来るようです。」

「「!!」」

何かに気付いたシルフィアの警告を聞き、真剣な表情をしてシルフィアが見つめている先を見つめた。すると妖しげな光陣が現れ、そこからなんとすざましい暗黒を纏い、大きな蝙蝠のような翼を2対生やしたリウイが現れた!



「陛下………!」

「………恐らくグリモアと思うんだけど、あの姿は一体……」

現れたリウイを見たティファーナは驚き、ラピスは考え込んだ。

「気を………つけて………下さい………」

「!!方石が……!」

その時聞き覚えのある声が聞こえ、その声に驚いたリースは方石を取り出した。すると方石は光を放ち、何度も出て来た女性の霊が現れた!

「あの者は…………グリモア………ではなく………”闇王”の……もう一つの………可能性…………」

「リウイ
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