第48話
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いわ。」
駆け寄ったペテレーネに称賛されたシルフィアは静かに答えた。シルフィアが敵を倒した丁度その頃、他の相手をしていた仲間達も戦闘を終え、シルフィア達に近づいた。すると目の前に封印石が現れ、さらにその先に転位陣が現れた!
「あ………」
「フフ………相手は言わなくても、わかるわね。」
「ええ。後はカーリアンが解放されれば、陛下だけですね。」
封印石を見たリースは声を上げ、ラピスとリンはそれぞれ微笑んでいた、そして封印石は突如光を放った!
「………どうやらここで解放されるようですね………」
それを見たシルフィアは静かに呟いた。そして光からは地面に跪いているファーミシルスが現れた!
「クッ………この私がこんな下らない罠に引っかかるとは………何者よっ!!」
地面に跪いていたファーミシルスは表情を歪めた後、立ちあがって連接剣を構えて叫んだ!
「な………………」
しかし目の前にいるリース達に気付いて驚いた。
「ご無事で何よりです、ファーミシルス様。」
「ペテレーネ…………ええ、貴女もね。………それより一体何があったのか教えてもらえるかしら?その者達は何者かしら?………”星杯騎士”も混じっているようだけど。」
そしてペテレーネに話しかけられたファーミシルスは頷いた後武器を収め、警戒した様子でリース、ナユタ、ノイを見て尋ねた。
「…………さすがは音に聞こえし”空の覇者”ですね。私は星杯の”従騎士”リース・アルジェント。以後お見知りおきを。」
自分の正体を言い当てられたリースは感心した後、会釈をして自己紹介をした。
「”アルジェント”………なるほど。貴女があの”千の腕”の妹ね。」
「………はい。その様子ですと私の事もご存じでしたのですか?」
「………ゼムリア大陸内の優秀な戦士達を調べる上で、親類関係は当然調べるに決まっているわ。」
「フフ、さすがファーミシルス殿ですね。」
「フン、そんな当然な事で感心しなくてもいいわ、シルフィア。…………………?なっ!?なぜ、貴女が生きているの、シルフィア!?………それにラピス姫とリン姫まで………!それも私達が出会った当時の姿で………」
シルフィアに話しかけられたファーミシルスは頷いた後、ある事に気付いて呆けた後、シルフィアとラピス、リンを見て驚いた。そしてリース達はファーミシルスに事情を説明した。
「…………なるほど。一応話の筋は通っているわね………それにしてもこの場所といい、偽物とはいえ、この私がグレゴールとラダムを召喚するなんてね………誇り高き飛天魔を侮辱した”影の王”とやら………覚えていなさい。」
事情を聞き終えたファーミシルスは皮肉気な笑みを浮かべた後、
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