7章〜英雄集結〜 第46話
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カ………私はどうすれば……………)
(待ってて下さい、あなた……………!)
サティアは辛そうな表情をし、イリーナは決意の表情になっていた。そしてそれぞれのメンバーは一斉にそれぞれが進む転位陣に乗り、転位した!すると転位陣の光は消えた。
〜第七星層・???〜
「ここは一体………?」
「どこかの地下のようですが………」
転位したアドルとフィーナは周りの風景を見て首を傾げていた。
「ここ………どこかで見たことがあるような………」
「ティナも?実は私もなのよ………」
一方ティナとイリーナは周囲の風景を見ながら自分の記憶をたどっていた。
「あら?あそこに小部屋があるみたいですね。………え。」
そして小部屋に気付いたエクリアは小部屋の前のドアに近づき、ドアの傍に書いてある何かの名前を見て驚いた。
「どうしたのですか、エクリア姉様?…………え………」
「”イリーナ・テシュオスの私室”……………?………何!?」
エクリアの様子に気付いたイリーナはエクリアが凝視している名前を見つめて呆け、ティファーナはその名前を呼んで驚いた!
「まさか………!」
何かに察しがついたイリーナは小部屋のドアを開けた後、部屋を調べた!
「やっぱり…………!ここは”モルテニア城”です!!以前、私はリウイに連れて来られて、この部屋にしばらく滞在していましたから覚えているんです!」
「道理で私も見覚えがあるはずです………!」
イリーナの言葉を聞いたティナは驚きの表情で周囲を見回していた。
「なるほど………ここは貴女にとって過去の場所だから『時の道』という言葉もあっているわね………………慎重に進みましょう。恐らく道を阻むのは………」
イリーナの言葉を聞いて頷いたエクリアはイリーナを見つめた。
「………”魔族”もしくは”闇夜の眷属”の姿をしたグリモアですね…………進みましょう。」
見つめられたイリーナは静かに頷いて答え、そしてアドル達と共に先を進んだ。
〜同時刻・第七星層・???〜
一方リース達も転位をして周りの風景を見回していた。
「ここは…………!」
「知っている場所なのですか?」
周りを見回して目を見開いて驚いているペテレーネにリースは尋ねた。
「はい。―――”グレゴールの宮殿”です。リウイ様がまだメンフィルの王になる前にリウイ様に反発する”魔神”グレゴールを討伐する為に制圧した宮殿です。」
「という事はその”魔神”自身が出て来てもおかしくない状況という事ね………」
「………慎重に進みましょう。」
ペテレーネの説明を聞いたラピスは真剣な表情で呟き、シルフィアは静かに言った。
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