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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(3rd篇)
7章〜英雄集結〜 第46話
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ーナは驚いた後微笑み、リフィアは力強く頷いた。



「それを聞いて安心しました。………それにしてもエクリア様……その恰好、どうにかならないのでしょうか?あの頃の………”幻燐戦争”時の”姫将軍”のエクリア様がいるみたいで、その………色々思う所が………」

シルフィアの話を聞き終えたペテレーネはエクリアを見つめて申し訳なさそうな表情で言った。

「…………すみません。他に服があれば着替えたい所なのですが………ペテレーネ様達の御気分を害してしまい、本当に申し訳ありません。」

「そ、そんなっ!頭を上げて下さい!」

「………”姫将軍”を知る私達からすれば、今の彼女は本当にあの”姫将軍”だったのかと疑ってしまいますね………」

「ああ。それに私達に対しても敬語だからな………こっちとしても色々戸惑ってしまう。」

「2人とも、そんな事を言っては駄目よ。恐らくあの性格が本来の”姫将軍”………いえ、”カルッシャ第一王女”エクリア・テシュオスだと思うわ。」

「はい。私もそう思います。」

頭を下げて謝罪するエクリアを見たペテレーネは慌て、その様子を見つめていたティファーナとリンはそれぞれ信じられない表情で呟き、それを聞いたラピスは静かな口調で諌め、ラピスの言葉にティナが頷いた。



「それと…………久しぶりですね、ティオさん。」

「………はい……………あの時は色々とお世話になりました。」

そしてペテレーネはティオに視線を向け、視線を向けられたティオは静かな口調で答え、深く頭を下げた。

「………まさか貴女と再び会う事になるとは思いませんでした。その後どうですか?」

「ペテレーネさんのお蔭で今でも一応”人間”として普通に生活をしていられます。あの時私に魔術を教えてくれなければ、今の私はなかったと思います。」

「そうですか…………それを聞いて安心しました。」

ティオの話を聞いたペテレーネは安堵の溜息を吐いた。

「ねえ、聖女様。ティオちゃんから聞いたけど、ティオちゃんと知り合いなの?」

「ええ。昔ある事情があって短期間ですけどその子に魔術を教えた事があるんです。」

「……………………………」

エステルの疑問を聞いたペテレーネは頷き、ティオはペテレーネから視線を外して黙り込んだ。

「あら。じゃああたしにとっては妹弟子って事になるんですか?」

「いいえ。教えた時期を考えるとティオさんの方が姉弟子ですね。シェラザードさんに魔術を教え始める少し前に教えましたから。」

「まあ………そんなに昔からですか?」

シェラザードの疑問を聞いて答えたペテレーネの言葉を聞いたプリネは驚きの表情でティオを見つめていた。

「ええ。まあ、教えたのはたったの1週間ほど
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