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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(3rd篇)
7章〜英雄集結〜 第46話
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政務に就いていた私達は2人のように常に陛下のお傍にいられなかったからな。」

「それに2人には私達も世話になった。2人がいたお蔭で我がミレティア領は勿論、他の領の多くの傷ついた民達を癒していったと聞く。武しか取り柄のない自分では到底真似できん。」

ペテレーネの言葉を聞いて謙遜しているティナにラピス、リン、ティファーナはそれぞれ口元に笑みを浮かべて言った。

「皆様………ありがとうございます。」

「お褒め頂きありがとうございます。………それにしてもまさかティナさん達だけでなくシルフィア様まで転生をされていたなんて、今でも信じられない思いです。」

ラピス達の言葉を聞いてティナは微笑んで会釈をし、ティナと共に会釈をしたペテレーネは苦笑しながらシルフィアを見つめた。

「そうね。それは私自身今でも”奇跡”と思っているわ。」

「シルフィア様………………………あの、一つお聞きしたいことがあるのですが。」

「何かしら?」

「シルフィア様はティナさんと違って既に生まれ変わった方の中で意識を目覚めさせたと聞きましたが…………何故、リウイ様にお会いに来られないのですか?」

「……………」

「あ、それはあたしも思ったわ。」

「ああ。あれほど陛下に忠誠を捧げていたシルフィア殿が何故………」

ペテレーネの疑問を聞いたシルフィアは静かな表情で黙り込み、エステルとティファーナは呟いた後シルフィアを見つめた。

「………私が転生した人物だけど、元はある方に忠誠を誓っていて………ね。彼女と一緒になった今でも彼女の忠誠心は残っているのよ。彼女の気持ちもわかるし、今はその方につかえていて………だから………ね。」

「………さすがは今でも騎士達の憧れであるシルフィア様が転生した人物………シルフィア様を迷わせるほどの忠誠心を持っているとは………」

「あの………じゃあ、シルフィア様はお父様やシルヴァンお兄様の元には………?」

シルフィアの話を聞いたリフィアは複雑そうな表情で呟き、プリネは不安そうな表情で尋ねた。

「――――いえ。その方に義理を果たしたら、少々心苦しいですがその方の元を離れて再び陛下の元に参じ、お許しを頂けるのならば今度はメンフィルの聖騎士ではなく、陛下とイリーナ様………お二人の聖騎士として仕えようと思っています。その時、シルヴァンと改めて話をしたいと思ってます。………最も、シルヴァンはもう私と話をしたい年頃ではないでしょうけど………」

「シルフィア様…………許す所かむしろこちらからお願いしたい所ですよ。」

「うむ!それに父は今でもシルフィア様を誇りに、そして大切に思っている!シルフィア様の事を知れば、きっと話したい事はいくらでもあると思うぞ!」

シルフィアの話を聞いたイリ
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