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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第225話
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赤にしたクレア大尉に制されたリィンは戸惑いの表情で説明を止め

(うふふ、さすがご主人様♪釣った魚にもちゃんと餌を上げるのは偉いわよ♪)

(あ、あのベルフェゴール様……もう少し遠回しな言い方に変える事はできないのでしょうか……?)

(ふふふ、というかこの調子だとここで交じり合いをしそうな雰囲気ですね。)

(………不埒過ぎるマスターなら、十分にありえるでしょうね。教室でするなんて不埒過ぎますし。)

(まあ今までのパターンを考えたら、そうなる可能性は高いでしょうね……)

クレア大尉の様子を微笑ましそうに見守っているベルフェゴールの念話を聞いたメサイアは表情を引き攣らせ、リザイラとアルティナの推測を聞いたアイドスは苦笑していた。



「フウ……リィンさん?既に何度も言ったと思いますが、リィンさんのその不意打ちによる発言で私を含めた多くの女性達が被害に遭うと説明しましたよね?私の説教、本当に覚えているのですか?」

「す、すみません……(というか何故説教される事になったんだ……?)」

溜息を吐いた後真剣な表情で自分を見つめるクレア大尉にリィンは心の中で疑問を抱きながら謝罪した。

「謝罪をするくらいならその悪い癖を何とか治すように努力してください。」

「は、はい!」

「全く……………………」

「クレア大尉?」

呆れた表情をした後急に黙り込んだクレア大尉が気になったリィンは不思議そうな表情をした。



「……私ってば、駄目ですね……リィンさんに頼みたい事があるのに、話をする前につい説教をしてしまうなんて……」

「へ?俺に頼みたい事ですか?一体何でしょうか?」

クレア大尉が呟いた言葉を聞いたリィンは不思議そうな表情で尋ね

「その……私とリィンさんの関係を脚色した内容の新聞を発行する許可を頂きたいのです。」

クレア大尉はリィンにとって予想外の話を口にした。


「ええっ!?俺とクレア大尉の関係をわざわざ新聞にするんですか!?というか脚色した内容と言いましたけど、一体どんな内容に脚色するのでしょうか?」

「…………『オズボーン元宰相のやり方に前々から疑問を抱いていた”鉄血の子供達(アイアンブリード)”の一人―――”氷の乙女(アイスメイデン)”クレア・リーヴェルト大尉はエレボニアの”英雄”リィン・シュバルツァーとの出会いを切っ掛けにオズボーン元宰相のやり方が間違っている事に内戦の最中に気付き、オズボーン元宰相と決別。そしてクレア大尉の説得によって”鉄道憲兵隊”と”情報局”、残りの”鉄血の子供達(アイアンブリード)”の目も覚め、オズボーン元宰相と決別し、リィン・シュバルツァーに忠誠と共に恋心を持っていたクレア大尉はオズボーン元宰相からリィン・シュバルツ
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