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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第221話
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かしら?」

「?」

ベルフェゴールは”使徒”の説明をし、既にスカーレットがベルフェゴールの”使徒”になった事や、その事によってメンフィル帝国がスカーレットの減刑を決めた事を説明し、クロチルダに自分の”使徒”になるように勧誘した。



「そう…………もしその”使徒”になったら、減刑してもらえる可能性はある上私はリィン君にずっと若い私を見てもらえるのね……私にとっては様々な意味で都合のいい話だけど、一つ聞いてもいいかしら?」

「?何かしら?」

「貴女は初対面の私に対して、どうしてそこまで親切にしてくれるのかしら?それも貴女の主人の元”敵”だった相手に。」

「うふふ、私は恋する乙女の味方なの♪それにこれはご主人様の為でもあるしね♪」

「フフッ、話には聞いていたけど、本当に変わった”魔王”ね…………――――わかったわ。大いなる”七大罪”の一柱―――”怠惰”のベルフェゴール様。どうか私を貴女の”使徒”にして下さい。」

ベルフェゴールの答えを聞いて苦笑していたクロチルダは表情を戻して、ベルフェゴールに対して最大限の礼儀を払って一礼をした。



「ええ、いいわよ。―――受け取りなさい。」

そしてベルフェゴールははその場で集中して、小さな光の球体を両手から出し、球体はクロチルダの身体に入り、クロチルダは”七大罪”の一柱――――”怠惰”を司る魔神ベルフェゴールの”第二使徒”になった!

「……!何て凄まじい霊力(マナ)……!魔王である貴女の”使徒”になったからかしら?」

「まあね。―――それじゃ、用は済んだし私は失礼するわね♪」

クロチルダが自身の”使徒”になった事を確認し終えたベルフェゴールはリィンの身体に戻り

「愛しているわ、リィン君…………ん……」

その場に二人きりになるとベルフェゴールは眠っているリィンに口付けをし、その後リィンを抱きしめた状態で眠り始めた。そして翌朝、先に起きたクロチルダは服や下着を着た後リフィア達を訪ね、自分がベルフェゴールの”使徒”になった事を説明した。
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