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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第221話
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アルティナ!」

クロチルダの問いかけを誤魔化したリィンはアルティナを召喚した。

「え……あ、貴女はアルティナ!?”聖魔皇女”に討ち取られた貴女がどうして…………しかもこの”気配”は死者……!?まさか貴女も”鉄血宰相”のように亡霊と化したの!?」

「はい。―――お久しぶりです、クロチルダ様。経緯は諸事情で省きますが、今の私はマスター―――リィン様の使い魔としてマスターにお仕えしています。」

アルティナは自分の登場に驚いているクロチルダを見つめながら淡々と答えた。



「アルティナはクロチルダさんも知っての通りエリスとアルフィンを誘拐し、クロチルダさん達同様内戦の裏で様々な暗躍をしていました。―――でも俺はアルティナを生涯ずっと大切にするつもりです。」

「…………ぁ…………――――エリゼ様とクロチルダ様とあれだけ淫らな行為をしたにも関わらず、次は私とするつもりなのですか?相変わらず性欲旺盛な方ですね。」

リィンに頭を撫でられたアルティナは呆けたがすぐに気を取り直してジト目でリィンを見つめ

「ちょっ!?何でそうなるんだよ!?」

アルティナの指摘にリィンは慌てた様子で答えた。



「え、えっと。まあそう言う訳ですから、クロチルダさんにだって幸せになる権利はあります。その……多くの女性達と結婚する事になっている俺なんかでよければ、クロチルダさんの事も責任を取るつもりです。」

「リィン君…………もう、益々好きになったわ!」

リィンの言葉を聞いて一筋の涙を流したクロチルダはリィンを自分の方へと引き寄せてリィンの唇を奪って舌を絡めるほどの深い口付けを交わし始め

「ク、クロチルダさ―――んんっ!?」

「…………なるほど。クロチルダ様に追い討ちをする為に私をこの場に呼んだのですね。さすがは天然で不埒なマスターです。目的は果たしたようですし、私は一端失礼します。」

リィンとクロチルダの様子をジト目でリィンを見つめていたアルティナはリィンの身体の中に戻った。



「ちゅ♪フフッ、それじゃあお言葉に甘えて期待させてもらってもいいかしら?」

「え、ええ……クロチルダさんが良ければですけど………」

「―――ヴィータ。」

「へ…………」

クロチルダが呟いた言葉の意味がわからなかったリィンは呆けた表情をした。



「君と私は将来家族の関係になるのだから、”クロチルダさん”だなんてそんな他人行儀で呼ばないで欲しいわ。さっき私を荒々しく犯していた時みたいに”ヴィータ”って呼び捨てで呼んでいいのよ?」

「う”っ…………あ、あの……そう簡単には慣れませんので、呼び方については追々という事で……」

「フフ、”ご主人様”の命令とあらば、仕方ないわね。何
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