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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第221話
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ーには良い薬です。)

エリゼの釘刺しにリィンが慌てている中、ベルフェゴールはからかいの表情をし、リザイラは静かな笑みを浮かべ、メサイアとアイドスは苦笑し、アルティナは静かな表情で呟いた。



「―――それではお休みなさいませ、兄様。」

そしてエリゼは客室から出て行き、その場はリィン一人だけになった。

「う……ぐっ…………ベ、ベルフェゴール……頼む……!」

エリゼが退室した後ベッドの上で苦しんでいるリィンは少しでも楽になる為にベルフェゴールに頼もうとしたが

(ダ〜メ♪私は恋する乙女の味方だから、エリゼの頼みを無視する事はできないわ♪)

(ふふふ、先に言っておきますが私達も今夜は奉仕や性行為はしませんよ?)

(そ、その……すみません、リィン様……私も今回ばかりはエリゼ様の味方をしますので、リィン様の頼みに頷く事はできませんわ。)

(勿論私もよ。……その代わりお詫びとして別の日にいつもよりたくさん奉仕をしてあげるから、今晩だけは我慢して。)

(マスターの自業自得です。)

「そ、そんな…………っ……!う……っ……!」

ベルフェゴールどころか、リザイラ達も全員リィンを苦しみから解放する事を良しとせず、リィンはベッドの上で苦しんでいた。



「フフ、愛している男性に対して随分と酷な罰を実行したものね。まあ、ずっと君に恋をしていた彼女の気持ちもわからなくはないけど。」

するとその時クロチルダが転移魔法でその場に現れた!

「ク、クロチルダさん……っ!?一体何故ここに……っ……!」

(あらあら♪ある意味予想していた展開になったわね♪)

(ふふふ、困りましたね。”私達は”今夜はご主人様の苦しみを楽にするなと頼まれましたが、彼女に関しては何も言われていませんね。)

(困っている所か、面白がっているわよね……?)

(というか現れるタイミングがまるで狙ったかのように思えるのですけど……)

(……恐らくクロチルダ様の使い魔越しで状況を見ていたかと。)

クロチルダの登場にリィンが驚いている中、ベルフェゴールと共に興味ありげに見守っているリザイラにアイドスは苦笑しながら指摘し、表情を引き攣らせているメサイアの念話を聞いたアルティナは疲れた表情で自身の推測を口にした。するとその時クロチルダはその場で身に纏っている服を脱ぎ、大人の色気をさらけ出す漆黒のレースの下着だけの姿になった。



「ええっ!?ク、クロチルダさん………!?一体何を……!今はかなり不味いので離れてください……!両手は塞がってますけど……その……っ!」

「ユミルの時のように何らかの衝動で”鬼”の力を解放してその手錠を無理矢理破壊して、私を犯すかもしれないって、言いたいのかしら?」
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