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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第220話
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―最も、毎晩アリサさんやエリス達と愛し合っておられた兄様にはわからないでしょうが。」

「う”っ。そ、その……エリゼ……?今日は何だか棘のある言葉が多くないか?」

エリゼの口から出てくる言葉の端々に込められて棘のある言葉を聞いたリィンは冷や汗をかきながらエリゼを見つめた。



「―――内戦の最中でも随分と羽目を外しておられたのですから、苦言の一つや二つくらい言いたくなります。」

「ええっ!?いつ俺がそんな事をしたんだよ!?」

(うふふ、エリゼが言っている事は間違いなくエマ達の事でしょうね♪)

(ふふふ、この内戦の最中、大幅に増やしましたしね。)

(………そうですね。そして私もその一人という事ですね。)

(ア、アハハ……リィン様の為に今まで頑張ってきたエリゼ様にとったら、色々と思う所があるでしょうね……)

(フフ、リィンだから仕方ないと納得していても、それでも文句の一つや二つは言いたくなったのでしょうね。)

エリゼの言葉にリィンが慌てている中、ベルフェゴール達は微笑ましそうに見守っていた。



「―――ユミルに戻って来て早々アルフィン義姉様の”純潔”を奪うとは完全に想定外でしたよ?てっきり、”紅き翼”としての活動を始めた頃あたりからアルフィン義姉様とも肉体関係の間柄になっていたと思っていましたのに、”エレボニア存亡会議”でのアルフィン義姉様のあの発言を聞いた時には本当に驚きました………意図していなかったとはいえ、エレボニアを救う条件を作っていたとはさすがは兄様ですね?フフッ…………」

「………………そ、その。あれには色々と複雑でブレアード迷宮よりも深い事情があってだな……」

膨大な威圧を纏って微笑むエリゼの話を聞いたリィンは表情を青褪めさせて身体を震わせながら何とか言い訳をしようとしたが

「更に内戦の最中にクレア大尉にトワさん、そしてエマさんとの仲も深めるなんて………特にオズボーン元宰相に忠誠を誓っていたクレア大尉の心を射止めた話を聞いた時は夢を見ているのかとも思いましたよ??」

「……………………」

エリゼの口から次々と語られる内戦の最中に関係を深めた女性達の存在が出ると反論する気力もなくなり

「挙句の果てには敵対関係であったアルティナさんと”契約”して自分の使い魔にし、スカーレットさんには性的暴行を加えて彼女の心を射止めた話を聞いた時は兄様のその”悪い癖”を完全に見誤っていたと思い知りました。」

「その……―――すまない、エリゼ!言い訳にしからないけど俺にはそのつもりは全然無かった!ただ俺は自分のした事に後悔はしていない。」

やがて罪悪感に耐えられず、潔くエリゼを見つめて頭を深く下げた。



「……わかっていますよ。兄様にそのつ
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