第二十九話 お墓地でその十一
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っていうことはもうわかってきていましたので問い返しました。
「東寮まで。ついて来るのね」
「ボディガードですよ」
「そんなの別にいらないわよ」
「じゃあ姫様の為のナイトってことで」
「却下よ」
冗談抜きでふざけるにも程があります。
「何がナイトなのよ」
「駄目ですか?格好いいじゃないですか」
「私はお姫様じゃないし」
これでも神戸の下町の女の子です。地元じゃぼっかけカレーを食べていました。筋肉のカレーでこれが結構以上に美味しいんです。
「だから。それは」
「じゃあただのお付きってことで」
「それもあれよね」
話が変な方向に行ってしまって戻りません。
「時代劇の大奥じゃない」
「僕男ですから執事ですか?」
「いきなりイギリスになるし」
とりあえず執事といえばそのイメージがあります。
「だからそういうのじゃないのよ」
「それじゃあどういうのがいいんですか?」
「先輩と後輩」
これしかありません。
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