第一幕その五
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「別にね、ただね」
「ここが何処かだね」
「わかるかな」
「わかんなーーい」
これがボタンの返事でした。
「本当に何処なのかな」
「ボタンもわからないんだ」
「そうなんだ」
「それは仕方ないね」
カルロスはこう言ってです、皆もです。
「ボタンが知らないのなら」
「僕達もね」
「わからないから」
「どうしようもないわね」
「そうだよね、ボタンはオズの国の人だし」
カルロスは皆にもこのことを言います。
「それでわからないのならね」
「来た記憶はあるよ」
ボタンはこうは言いました。
「ここにもね」
「カドリングだよね」
どの国かは尋ねたカルロスでした。
「このことは間違いないよね」
「うん、僕もそのことはわかるよ」
今度は比較的はっきりと答えたカルロスでした。
「草が赤いからね」
「赤hアカドリングの色だからね」
「そのことは街ないないよ」
「そうだよね」
「けれどね」
それでもというのです。
「それ以上のことはね」
「わからないんだね」
「海辺ということしかね」
「ううん、何処jなのかな一体」
「だからリンキティンクさんの国じゃないかしら」
恵梨香がこうカルロスに言いました。
「やっぱり」
「そうかな」
「カドリングの国で海辺だから」
「そうなのかな」
「まずは村を探そう」
これが神宝の提案でした。
「それからだよ」
「そうだね、村で何処か聞くといいね」
ジョージは神宝のその提案に頷きました。
「じゃあまずは村を探そう」
「民家でもいいわね」
ナターシャは二人の言葉を聞いてこう言いました。
「とにかく人に聞きましょう」
「よし、じゃあまずは村なり民家なりを探そう」
カルロスは皆の意見をまとめて言いました。
「これからね」
「そうだね、それじゃあね」
ボタンがカルロスのその言葉に頷いてでした。
そしてです、彼も皆に言います。
「六人で探そう」
「皆はぐれないでいこう」
カルロスはボタンを見ていました、何しろこの子はしょっちゅうはぐれて何処かに行ってしまう子だからです。
「じゃあ村なり民家を探そう」
「これからね」
ボタンが応えてでした、そのうえで。
六人で海辺の辺りを探しました、するとです。
近くに灯台がありました、そしてその上にです。
赤いカドリングの服を着たおじさんがいました、カルロスはその人を見付けて皆に言いました。
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